サザエさん一家にオススメしたい1台を本気で選んでみた。さ~て、意外すぎるその結末とは?
カテゴリー: クルマ
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2015/02/03
サザエさん一家で免許を持っているのはマスオさんだけ
みんなに愛される存在でありながら、彼らを見ると宴の終わりが思い出され、一抹の寂しさも感じてしまう。そう、サザエさん一家です。「明日からまた仕事か~」と、ちょっとだけ憂鬱になりながら、現実から逃避するために、磯野家とフグ田家にピッタリの車を勝手に選んで見ました。
まずは状況を整理しましょう。そもそも磯野家とフグ田家で車を購入した場合、誰が運転するのでしょうか。まず波平さんですが、作中で原付免許の取得に意欲をみせるシーンがあります。ご存じのとおり、原付免許は普通免許に付随しているので、波平さんは免許を持っていないと推測できます。またフネさんは、お隣の伊佐坂難物先生の妻、お軽さんに誘われて免許取得を目指すものの挫折するといったエピソードがあり、こちらも免許は持っていないと考えられます。
マスオさんは家族旅行などでハンドルを握るシーンを見ることができるので、間違いなく免許保持者でしょう。サザエさんですが、免許を持っていないと断定できる情報を得ることができませんでした。ただし、サザエさんはまだ24歳。これから免許を取得する可能性も十分に考えられます。そこで、基本的には、マスオさんとサザエさん、要はフグ田家が所有する車を選ぶことにしました。
言わずもがなですが、フグ田家は磯野家と同居しており、一つ屋根の下に7人が暮らしています。一般的に考えると「7人乗りのミニバン」を選択しそうですが、それでは幸せになれる車選びとは言えません。なぜなら、この一家は7人全員で出かける機会が少ないからです。放送回によって組み合わせは変わっていますが、デパートなどに出かけるときは波平さんとフネさんはお留守番、または、男性陣はお留守番といったケースが多いようです(長期休暇の旅行では全員で出かけますが)。
デパート以外でも、夫婦2人で出かけたり、フグ田家にカツオ、ワカメのいずれかが付いていくというシーンが多々みられます。きっと、その方が後々、話の展開がしやすいという大人の事情があるのでしょう。カツオが野球に出かけて同行できないというのは、もはや定番ですね。美味しいご飯が食べられずに駄々をこねる姿を見ると、カツオらしくて安心します。
一家全員で出かける機会が少ないから、コンパクトカーで十分
次に、フグ田家の車の用途を考えてみます。ひとつは休日のレジャーでしょう。マスオさんがハンドルを握り、タラちゃんやカツオ、ワカメを乗せてドライブ。たまには、夫婦2人きりで出かけることもあると思います。
もうひとつは、波平さんとマスオさんの送迎でしょう。2人は朝、バスで駅に向かい、帰宅は駅から徒歩です。サザエさんが免許を取れば、駅まで送ったり、遅くなったときに迎えにいったりすることが考えられます。また、タラちゃんが幼稚園に入園したら、その送迎も発生するかもしれません。
最後は、お買い物です。バーゲンシーズン、マスオさんが荷物持ちとなりデパートに出かけるのは恒例行事。たくさんの荷物が発生するショッピングは車が最も活躍する場のひとつです。
これらの乗員人数と用途であれば、コンパクトカーで十分でしょう。さらに、サザエさん一家が暮らす「あさひが丘」は、狭い住宅路が多い世田谷区といわれているので、あまりに大きな車は不向き。そもそも、サザエさんの家の庭では、あまり大きな駐車場をつくることはできません。また、世田谷区といえば、輸入車が多いことで有名。それらを踏まえると「コンパクトカーの輸入車」を選ぶのが良いと思われます。
もうひとつ、忘れてはいけない条件がありました。マスオさんは運転が上手くないということ。また、サザエさんもおっちょこちょいな性格です。無事に免許を取れたとしても、性格まではすぐに直るとは思えません。万が一の事故のことも考えておきましょう。特に、タラちゃんを乗せることを考えると、セーフティシステム搭載車がオススメです。
サザエさん一家にオススメの1台はVW ポロ
条件を整理すると「狭い道でも取り回しがしやすく、万が一のために安全装備が充実しているコンパクトカー」となります。そうなるとオススメなのはVW ポロ(現行型)でしょう。28歳のマスオさんがハンドルを握っていても、嫌みな車ではなく、むしろ「本物を知る男感」を漂わせることができそうです。
ゴルフにも搭載された1.2LのSOHCターボエンジンは、低燃費と高い動力性能を両立。キビキビとした走りでマスオさんのストレスと、お財布を握るサザエさんの心配も解消してくれます。エクステリアは細部までこだわって作り込まれてますし、インテリアも高い質感ながら質実剛健。サザエさんやフネさんがチャラチャラした格好をすると機嫌が悪くなる頑固者の波平さんも納得です。
肝心の安全装備ですが、ESPをはじめ、ブレーキアシストや6エアバッグなどが備わっており、万が一の際のリスクを軽減してくれています。
気になる価格は、中古車のボリュームゾーンが100万円~140万円で、平均車両価格が約136万円。波平さんもマスオさんも商社勤めで、庭を駐車場にできるサザエさんファミリーなら十分狙えると思います。
皆さまは、サザエさん一家にはどんな車がぴったりだと思いますか?