▲車好きにとって、毎年1月はダカールラリー(パリ・ダカ)のシーズン。パリ・ダカといえば忘れてはならないのが篠塚建次郎選手。三菱自動車の社員だった篠塚選手は1986年、マラソンクラス(市販車向改造)にチーム三菱・シチズン夏木から初参戦(写真)。翌年には総合3位入賞を果たしました。80年代後半からのRVブームは87年の篠塚選手の活躍がテレビを通して全国のお茶の間に流れたことから始まっています ▲車好きにとって、毎年1月はダカールラリー(パリ・ダカ)のシーズン。パリ・ダカといえば忘れてはならないのが篠塚建次郎選手。三菱自動車の社員だった篠塚選手は1986年、マラソンクラス(市販車向改造)にチーム三菱・シチズン夏木から初参戦(写真)。翌年には総合3位入賞を果たしました。80年代後半からのRVブームは87年の篠塚選手の活躍がテレビを通して全国のお茶の間に流れたことから始まっています

もっとも過酷なラリーで日本人と日本車の力が証明された!

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があるんです。今回は、1月19日から31日までの出来事を紹介します!

■1月19日 篠塚建次郎が日本人初のダカール・ラリー(パリ・ダカ)総合優勝(1997年)
■1月19日 フォルクスワーゲン タイプⅠ、ドイツ本国での生産終了(1978年)
■1月21日 ラリー・モンテカルロ初開催(1911年)
■1月21日 スバル レガシィセダンRS(初代)が国際記録を樹立(1989年)
■1月23日 スズキ ツイン誕生(2003年)
■1月26日 有料駐車場の日、パーキングメーターの日
■1月29日 カール・フリードリヒ・ベンツが「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」の特許を取得(1886年)


この2週間を見ると、まず目を引いたのがパリ・ダカ&ラリー・モンテカルロ。どちらも国産車がレースで活躍し、話題をさらいました。その一方で、有料駐車場&パーキングメーターの日という私たちの生活で身近なものの記念日もあるのが興味深いですね!

▲1997年1月19日、篠塚建次郎選手は日本人として初めてダカール・ラリー(ダカール~アガデス~ダカール)総合優勝を果たしました。同年発売された限定モデル、パジェロエボリューションは中古車でも高値で取引され、1月8日現在のカーセンサーnetでの平均価格は113万7000円(ATモデル)でした。篠塚選手は2002年に三菱自動車を退職しましたが、その後も、ラリーやソーラーカーレースなどで活躍。また三菱は2007年1月21日にダカールラリー7年連続総合優勝という前代未聞の記録を打ち立てました ▲1997年1月19日、篠塚建次郎選手は日本人として初めてダカール・ラリー(ダカール~アガデス~ダカール)総合優勝を果たしました。同年発売された限定モデル、パジェロエボリューションは中古車でも高値で取引され、1月8日現在のカーセンサーnetでの平均価格は113万7000円(ATモデル)でした。篠塚選手は2002年に三菱自動車を退職しましたが、その後も、ラリーやソーラーカーレースなどで活躍。また三菱は2007年1月21日にダカールラリー7年連続総合優勝という前代未聞の記録を打ち立てました
▲1938年に生産が始まり、“かぶと虫”の愛称で親しまれたフォルクスワーゲン タイプⅠ。ドイツ本国での生産が終了した後もメキシコなどで生産が続けられ、2003年7月30日までに約2153万台も作られました ▲1938年に生産が始まり、“かぶと虫”の愛称で親しまれたフォルクスワーゲン タイプⅠ。ドイツ本国での生産が終了した後もメキシコなどで生産が続けられ、2003年7月30日までに約2153万台も作られました
▲今から100年以上前にモナコ公国で始まったラリー・モンテカルロ。1967年、ミニ177号車(写真)は最終セクションで逆転。その後も激戦を逃げ切り優勝しました。日本車だと1972年に出場したダットサン 240Z(日産 フェアレディZ)が総合3位入賞を果たし、90年代にはトヨタ セリカ(91年、93年)やスバル インプレッサ(95年、97年)など日本車の活躍が注目されました。ちなみに今年は1月25日まで開催されます。 photo:(C)philipus/123RF.COM ▲今から100年以上前にモナコ公国で始まったラリー・モンテカルロ。1967年、ミニ177号車(写真)は最終セクションで逆転。その後も激戦を逃げ切り優勝しました。日本車だと1972年に出場したダットサン 240Z(日産 フェアレディZ)が総合3位入賞を果たし、90年代にはトヨタ セリカ(91年、93年)やスバル インプレッサ(95年、97年)など日本車の活躍が注目されました。ちなみに今年は1月25日まで開催されます。 photo:(C)philipus/123RF.COM
▲アメリカ・アリゾナ州フェニックスにおいて、10万km耐久走行での平均速度223.345km/hという国際記録を樹立したスバル レガシィセダンRS(初代)。その2日後の1989年1月23日に初代レガシィを発表(発売は2月1日)。デビュー前に叩き出したこの記録を全面に押し出した当時のテレビCMを覚えている方も多いのではないでしょうか ▲アメリカ・アリゾナ州フェニックスにおいて、10万km耐久走行での平均速度223.345km/hという国際記録を樹立したスバル レガシィセダンRS(初代)。その2日後の1989年1月23日に初代レガシィを発表(発売は2月1日)。デビュー前に叩き出したこの記録を全面に押し出した当時のテレビCMを覚えている方も多いのではないでしょうか
▲スマート Kへの対抗馬として登場したスズキ ツイン。ガソリン車の他、モーターがエンジンをアシストするハイブリッドも設定され、10・15モードで34km/Lという低燃費でした。現在でも100台前後の物件がカーセンサーnetに掲載されています(2015年1月8日現在) ▲スマート Kへの対抗馬として登場したスズキ ツイン。ガソリン車の他、モーターがエンジンをアシストするハイブリッドも設定され、10・15モードで34km/Lという低燃費でした。現在でも100台前後の物件がカーセンサーnetに掲載されています(2015年1月8日現在)
▲有料駐車場の日、パーキングメーターの日は、1959年に東京都が公共駐車場として日本で初めて日比谷と丸の内にパーキングメーターが設置されたことに由来します。当時の駐車料金は15分10円。当時のサラリーマンの月給が約1万7000円(厚生労働省調べ)だったことを踏まえると、現在よりも低価格です ▲有料駐車場の日、パーキングメーターの日は、1959年に東京都が公共駐車場として日本で初めて日比谷と丸の内にパーキングメーターが設置されたことに由来します。当時の駐車料金は15分10円。当時のサラリーマンの月給が約1万7000円(厚生労働省調べ)だったことを踏まえると、現在よりも低価格です
▲1844年に生まれたカール・フリードリヒ・ベンツは産業機械の製造会社を創業。自ら設計したガソリンエンジンを搭載した世界初の自動車を開発しました。そして1886年1月29日、この自動車の特許を取得したのです。カール・ベンツの妻であるベルタは1988年に夫に内緒でマンハイムからプフォルツハイムへと車で旅をしたそうです。このときのルートは「ベルタ・ベンツ・メモリアルルート」と呼ばれドイツ観光街道に設定されています ▲1844年に生まれたカール・フリードリヒ・ベンツは産業機械の製造会社を創業。自ら設計したガソリンエンジンを搭載した世界初の自動車を開発しました。そして1886年1月29日、この自動車の特許を取得したのです。カール・ベンツの妻であるベルタは1988年に夫に内緒でマンハイムからプフォルツハイムへと車で旅をしたそうです。このときのルートは「ベルタ・ベンツ・メモリアルルート」と呼ばれドイツ観光街道に設定されています
text/高橋 満(BRIDGE MAN) photo/福嶌弘(編集部)