▲RVやSUVといえばそれまで堅牢なクロカン4WDが当たり前でした。トヨタはそこに高級サルーンの要素を取り入れ、快適でプレミアム性に優れたSUVを導入。それが1997年に登場したハリアーです。ハリアーのヒットを受け、世界中の自動車メーカーがプレミアムSUVの開発へと進みました ▲RVやSUVといえばそれまで堅牢なクロカン4WDが当たり前でした。トヨタはそこに高級サルーンの要素を取り入れ、快適でプレミアム性に優れたSUVを導入。それが1997年に登場したハリアーです。ハリアーのヒットを受け、世界中の自動車メーカーがプレミアムSUVの開発へと進みました

これまでにないジャンルを切り開いたSUVが登場

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があります。1年間にわたりそれらをひも解いてきたこのコーナー。最終回となる今回は12月20日から12月31日までの出来事を紹介します!

■12月21日 ホンダ モビリオ発売(2001年)
■12月21日 トヨタ ブレイド発売(2006年)
■12月25日 トヨタ ハリアー発売(1997年)
■12月26日 日産自動車設立(1933年)
■12月26日 トヨタ アクア発売(2011年)


大ヒットモデルとなったトヨタのコンパクトハイブリッドカー、アクアが登場したのは年末のこの時期でした。現在のフリードの前身であるモビリオが登場したのも同じく12月下旬です。

▲全長約4mのコンパクトボディに3列シートを搭載。電車のようなスタイリングで室内空間を広げたモビリオが発売されたのは2001年のこと。その後のコンパクトミニバンブームの先駆けとなりました。現在はフリードにその流れが受け継がれています ▲全長約4mのコンパクトボディに3列シートを搭載。電車のようなスタイリングで室内空間を広げたモビリオが発売されたのは2001年のこと。その後のコンパクトミニバンブームの先駆けとなりました。現在はフリードにその流れが受け継がれています
▲欧州Cセグメントのボディに2.4Lエンジンを搭載したプレミアムハッチバックがブレイド。2006年10月に発売されたオーリスとは兄弟モデルにあたります。デビューは2006年12月。翌年8月には3.5Lエンジンを搭載するブレイドマスターも発売されました ▲欧州Cセグメントのボディに2.4Lエンジンを搭載したプレミアムハッチバックがブレイド。2006年10月に発売されたオーリスとは兄弟モデルにあたります。デビューは2006年12月。翌年8月には3.5Lエンジンを搭載するブレイドマスターも発売されました
▲1911年に設立された快進社自働車工場(後の快進社)は、1914年に初の乗用車、ダットを完成させます。快進社は1925年に解散してしまうのですが、それまで開発されていたダット自動車の製造権を、大阪にあった実用自動車製造が取得。ダット自動車製造を設立しました。その後も紆余曲折を経ますが、1933年12月26日、ダットサン製造のために自動車製造株式会社が設立されました。これが現在の日産自動車のスタートです ▲1911年に設立された快進社自働車工場(後の快進社)は、1914年に初の乗用車、ダットを完成させます。快進社は1925年に解散してしまうのですが、それまで開発されていたダット自動車の製造権を、大阪にあった実用自動車製造が取得。ダット自動車製造を設立しました。その後も紆余曲折を経ますが、1933年12月26日、ダットサン製造のために自動車製造株式会社が設立されました。これが現在の日産自動車のスタートです
▲5ナンバーでコンパクトなハイブリッドカーであるアクア。プリウスが2代目以降3ナンバーとなり、よりコンパクトで扱いやすいモデルの登場を熱望する声が大きくなったことを受けて開発されました。2代目プリウスのものをベースにしたハイブリッドシステムが搭載され、JC08モードで35.4km/Lという低燃費を実現しました ▲5ナンバーでコンパクトなハイブリッドカーであるアクア。プリウスが2代目以降3ナンバーとなり、よりコンパクトで扱いやすいモデルの登場を熱望する声が大きくなったことを受けて開発されました。2代目プリウスのものをベースにしたハイブリッドシステムが搭載され、JC08モードで35.4km/Lという低燃費を実現しました
text/高橋 満(BRIDGE MAN)
photo/トヨタ自動車、本田技研工業、PIXTA