▲新型の展示が今年の東京モーターショーで話題となったNSX。1992年11月27日、和製スーパーカーとして注目されていた初代NSXに、走りの性能を極限まで引き出したタイプRが設定されました。ベースモデルより約120kg軽量化され、専用ショックアブソーバーの装備やアライメントの見直しなど、レーシングカーさながらのチューニングがされています ▲新型の展示が今年の東京モーターショーで話題となったNSX。1992年11月27日、和製スーパーカーとして注目されていた初代NSXに、走りの性能を極限まで引き出したタイプRが設定されました。ベースモデルより約120kg軽量化され、専用ショックアブソーバーの装備やアライメントの見直しなど、レーシングカーさながらのチューニングがされています

一時代を築いたホンダのスペシャリティカーが登場

日本には様々なな暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があります。それらをひも解いてゆくこのコーナー。今回は11月22日から12月5日までの出来事を紹介します!

■11月22日 ホンダ S-MX発売(1996年)
■11月25日 ホンダ プレリュード(初代)発売(1978年)
■11月26日 ホンダ プレリュード(2代目)発売(1982年)
■11月27日 プリンス スカイライン(2代目)発売(1963年)
■11月27日 ホンダ NSXタイプR発売(1992年)
■11月27日 ダイハツ タント発売(2003年)
■12月4日  トヨタ FJクルーザー発売開始(2010年)


この時期はホンダの人気モデルが数多く登場しました。また、日本の自動車史に名を刻むモデルもデビューしています。
 

▲90年代にホンダが展開したクリエイティブムーバーシリーズの第4弾として登場したのがS-MX。全長4mを切るコンパクトなボディながら、高めの車高で広い室内空間を実現。シートを倒せばフロントシートも含め車内全体に凹凸がほとんどないフラットな空間が出現しました。また車高を落とした“ローダウン”がカタログモデルとして設定されたのも話題となりました ▲90年代にホンダが展開したクリエイティブムーバーシリーズの第4弾として登場したのがS-MX。全長4mを切るコンパクトなボディながら、高めの車高で広い室内空間を実現。シートを倒せばフロントシートも含め車内全体に凹凸がほとんどないフラットな空間が出現しました。また車高を落とした“ローダウン”がカタログモデルとして設定されたのも話題となりました
▲1978年登場の初代プレリュード。国産車初の電動サンルーフを搭載し、スピードメーターとタコメーターを一体化した集中ターゲットメーターを採用するなど、先進技術が数多く盛り込まれたモデルです ▲1978年登場の初代プレリュード。国産車初の電動サンルーフを搭載し、スピードメーターとタコメーターを一体化した集中ターゲットメーターを採用するなど、先進技術が数多く盛り込まれたモデルです
▲1982年にフルモデルチェンジされた2代目プレリュードは、デートカーとして若者から絶大な人気を得ました。この世代からリトラクタブルヘッドライトが採用され、先代よりも低いボンネット高が実現されています。新開発のダブルウィッシュボーンサスペンションをフロントに装備するなど、走りの性能も目を見張るものがあります ▲1982年にフルモデルチェンジされた2代目プレリュードは、デートカーとして若者から絶大な人気を得ました。この世代からリトラクタブルヘッドライトが採用され、先代よりも低いボンネット高が実現されています。新開発のダブルウィッシュボーンサスペンションをフロントに装備するなど、走りの性能も目を見張るものがあります
▲1963年にデビューした2代目プリンス スカイライン。4ドアセダンと5ドアワゴン、そしてバンがラインナップされました。開発は “スカイラインの父”と呼ばれる桜井眞一郎氏。プリンスの名が付いたのはこの代まで。プリンスと日産の合併により、次のC10型からは日産 スカイラインとなります ▲1963年にデビューした2代目プリンス スカイライン。4ドアセダンと5ドアワゴン、そしてバンがラインナップされました。開発は “スカイラインの父”と呼ばれる桜井眞一郎氏。プリンスの名が付いたのはこの代まで。プリンスと日産の合併により、次のC10型からは日産 スカイラインとなります
▲ワゴンRやムーヴなどトールワゴンと呼ばれる軽自動車が主流になった後、ダイハツはさらなるスペース効率を目指してタントを開発しました。ムーヴよりも車高をアップし、ファミリーユースでも狭さを感じることがないタントは大ヒット! 初代は後席ドアがスライドドアではなくヒンジ式になっているのが特徴です ▲ワゴンRやムーヴなどトールワゴンと呼ばれる軽自動車が主流になった後、ダイハツはさらなるスペース効率を目指してタントを開発しました。ムーヴよりも車高をアップし、ファミリーユースでも狭さを感じることがないタントは大ヒット! 初代は後席ドアがスライドドアではなくヒンジ式になっているのが特徴です
▲FJクルーザーはもともと日本国内では販売されていない北米専用車種でした。しかしそのスタイリングが人気となり、数多くの車が日本に並行輸入されていたのです。この盛り上がりを受け、トヨタは2010年12月に日本での発売を開始しました。並行輸入車は左ハンドルですが、トヨタが販売するものは右ハンドルになっています ▲FJクルーザーはもともと日本国内では販売されていない北米専用車種でした。しかしそのスタイリングが人気となり、数多くの車が日本に並行輸入されていたのです。この盛り上がりを受け、トヨタは2010年12月に日本での発売を開始しました。並行輸入車は左ハンドルですが、トヨタが販売するものは右ハンドルになっています

text/高橋 満(BRIDGE MAN)
photo/本田技研工業、日産自動車、ダイハツ工業、トヨタ自動車