国土交通省が3月20日に発表した平成25年版「自動車燃費一覧」。小型・普通自動車ではトヨタ自動車のアクアが、軽自動車ではスズキのアルトおよびマツダ キャロルが最も燃費の良い車だった。

小型・普通自動車のベスト5は以下のとおり。1位 トヨタ アクア 37.0km/L。2位 ホンダ フィット 36.4km/L。3位 トヨタ カローラ アクシオ 33.0km/L。3位 トヨタ カローラ フィールダー 33.0km/L。5位 トヨタ プリウス 32.6km/L。(全てJC08モード)

1位のアクアは、昨年に続き2連覇。昨年の燃費は 35.4km/L(JC08モード)だったが、11月に改良型を発売。さらに燃費が向上した。

また、昨年は10位までにハイブリッド車が占めていたのは7車種だったが、今年はさらに増えて、9車種がハイブリッド車。ハイブリッド車以外の車は、 10位の三菱 ミラージュ 27.2km/L(JC08モード)だけだった。

そして軽自動車のベスト5は以下のとおり。1位 スズキ アルト 35.0km/L。1位 マツダ キャロル 35.0km/L。3位 ダイハツ ミラ イース 33.4km/L。3位 スバル プレオ プラス 33.4km/L。3位 トヨタ ピクシス エポック 33.4km/L。(全てJC08モード)

なんと、このランキングは昨年と全く同じ。ただし、1位は4.8km/L、3位は3.4km/Lも燃費を伸ばしている。たった1年で、約1割も向上したということだ。

ちなみに、株式会社イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」が発表した、自動車の実用燃費を表彰する「e燃費アワード2013-2014」では、アクアが実用燃費22.4km/Lで1位を獲得。軽自動車ではアルトエコが実用燃費22.6km/Lで1位。これは、ハイブリッド、ガソリン車などを含めた全車種の中でトップとなる。

平成25年末時点で新車として販売されている車の燃費性能などは、各メーカー別・車種別に取りまとめられた「自動車燃費一覧」で確認可能。過去の資料であっても、「平成○○年度 自動車燃費一覧」で検索すれば、国土交通省のホームページから閲覧できる。燃費にこだわって中古車を選んでいる人は、数年前の燃費のデータを確認してみるのも手かもしれない。

昨年12月に一部改良され発売されたアクア。エンジンのフリクションの低減などにより、従来型比+1.6km/Lの低燃費を実現

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10・15モード燃費で平成5年度から9年で1.7km/L向上。対して平成23年度からの1年で1.6km/Lの伸び。技術の進歩がうかがえる

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