第238回 シトロエン C4ピカソ(現行型) 【おいしい中古車】
2012/09/21
ミニバンと聞くと国産車をイメージする方がほとんどでしょうが、もちろん輸入車にも存在します。今回は、いよいよ100万円を切ってきたフランス生まれのラテン系ミニバン、シトロエン C4ピカソをご紹介します。
同車が日本に登場したのは、2007年5月。2-3-2レイアウトの7シーターとしてデビューしました。最大のポイントは、なんといっても開放感。これまで2~3列目に関しては、大型サンルーフなどで開放感のある車はありましたが、ドライバーはその恩恵を受けられませんでした。
しかし、C4ピカソのフロントウインドウは頭上のほうまで伸びていて、感覚的には頭のてっぺんまで窓ガラスという感じなのです。リアのサンルーフを開ければ開放感はさらにアップ。どのシートに座っても快適に過ごせます。
もうひとつの特徴は乗り心地でしょう。リアがエアサスペンションなので、高速道路などの長距離移動では高級サルーンに匹敵する快適な乗り心地が味わえます。
動力性能はどうかというと、決して速くはないですが必要十分な実力を備えています。エンジンは、前期型(2009年1月まで)がNAの2L、後期型(2009年2月~)が1.6Lターボを搭載。ミッションは4AT(2010年3月まで)と、2ペダルMT(6速EGS)の2種類です。
肝心の相場に関しては、これまでは高値安定傾向でしたが、登場から5年以上が経ち、いよいよ100万円以下の中古車が登場してきました(9月13日現在)。その車は走行9.8万km+修復歴なしの2.0エクスクルーシブで、車両本体価格は99.9万円です。
当時の新車価格が345万円ですから、3分の1以下、250万円近く安くなっています。この手の車がいいという人は、きっと車が大好きで、登場時はもちろん、相場がなかなか下がらなかったこともご存じでしょう。でも今は違います。いよいよ買い時が来ましたよ!
Text/金子剛士
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