左折プラン第5エールにして、初のストレスフリー推奨ルートの誕生か!?

決められたゴールまでの道のりを左折のみで攻略する当企画。5回目となる今回は、東京・浅草から出発し、東京ドームのある後楽園駅前を通過、池袋のサンシャインシティ前まで向かいます。

前回、考えもなく五十日(ごとおび)にテストしてしまった「新宿~秋葉原~浅草(約15km)」は、なんと検証時間が1時間をオーバーしただけに、今回は慎重に取材日を選定。また、今回から新しい試みとして、車載カメラを設置してみました。みなさんに“左折する”臨場感が伝われば幸いです。左折プランにかける戦士のハンドルさばき(?)を、どうぞ温かく見守ってください。
浅草・雷門|CS探偵団
↑平日とはいえ、修学旅行生やら外国人観光客やらで大変な混雑を見せる浅草・雷門前。この先の道路が渋滞していないことを祈るばかりです
さて、スタートです。後席から向けられたレンズを意識してか、少し緊張気味の走り出しですが、道路状況は良好。これといって混雑する様子もなく、するすると浅草を抜けていきます。

雷門1丁目を左折、国際通り(都道462号)を600mほど南下すると、一つめの関門です。本来ならば寿3丁目を右折するのが最短ですが、ここは交通量が多い交差点。ええ、このような危険ポイントの右折を回避することで、誰もが心穏やかにドライブできる。これこそが当企画の狙いなんです。左折プランの狙いはそこなんですよ。大切なことなので2度言いました。

…というわけで、交差点を通過してすぐの路地を左折し、左折→左折。目当ての春日通り(都道453号)にストレスなく乗れました。路地の入り口&道幅は車1台分ですが、ほんとに簡単ですよ。
寿三丁目|CS探偵団 後楽園|CS探偵団
↑我ながら左折→左折→左折でルートに戻るのが手慣れてきました(左) 東京ドームシティアトラクションズのジェットコースター、サンダードルフィン(右)
ここからは、ひたすら西進します。御徒町駅の高架をくぐり、左手に湯島天神、右手に東京大学(本郷キャンパス)と、つい車から降りて寄り道したくなる絶好のロケーションなのですが、今回の目的地は東京ドームと池袋・サンシャインシティ。ここはこらえてください。白山通り(都道301号)をまたぐと、東京ドームが見えてきます。

白山通りを越えて、一つめの信号を左折、チェックポイントである後楽園駅前(東京ドーム)を通過し、文京区役所の周りをぐるりと回るようなかたちで春日通り(この地点では国道254号)に復帰します。しかし、この春日町交差点がけっこう混んでいたため、記録にどう影響するか気になるところ…。

気を取り直して、またしばらく道なりに進んでいきます。地下鉄の茗荷谷駅をかすめ、ちょうど新大塚駅の真上にあたる大塚5丁目交差点まで来たら斜め左方向に。残すはあと1.5kmほどです。
池袋・サンシャインシティ|CS探偵団
都電荒川線の線路を越え、ハラハラしながら東池袋3丁目の交差点を左折すると、いよいよサンシャインシティ横に到着しました。さあ、タイムはどうなった!? 気になるタイムの前にムービーで今回のルートをおさらいです!


【左折プラン応援隊 第5エール:新宿・浅草・雷門~東京ドーム~池袋 無事達成!】 《参考データ》
●最短ルート走行(map左) 9.5km 約30分 ●左折のみで走行(map右) 10.4km 約41分(我慢した右折:2回)
最短ルートが約30分、左折ルートが約41分。そのタイム差11分。距離にすると0.9kmの違いだから、これはロスが意外と大きかったと取るべきなのか…?

いやいや、体感的にはまったくストレスを感じないドライブでしたし、内容は決して悪くなかったと思います。本文中にもあるように、白山通りから春日通りへの戻りでモタついた分がそのまま出てしまっただけでしょう。あそこは赤信号がヒジョーに長い交差点なので、運が悪いとこうなります。

次回は、池袋を出発して、国立競技場をチェックポイントに、原宿の明治神宮まで向かいます。

<Report/西崎博之>