高速の一般レーンはセルフサービスの時代に 首都高が料金精算機を導入
カテゴリー: ドライブ
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2013/04/10
首都高速道路は4月より、10号晴海線下りの豊洲料金所で料金精算機の運用を開始した。これまで現金またはETCカード手渡しで料金を支払う「一般レーン」は有人だったが、自動の料金精算機を使ってドライバーが操作する仕組みとなった。
古くから自動精算機が導入されている路線としては栃木県の日光宇都宮道路などがある。だが、扱い慣れないドライバーには操作に時間がかかるため、主に交通量が少なく、かつ均一料金の路線での導入が多かった。職員もトラブルに備え、近隣に待機している必要があった。
近年では強行突破などの不正利用対策や、カメラやマイクを利用した遠隔監視など、自動精算機の機能が充実。耳の不自由な人に対しても、モニターを通して手話や筆談による説明ができるようになるなど進化を続けている。新東名高速など、開通当初から全線で自動精算機を設置する路線も増加中だ。
首都高速は均一料金制でありETCの利用率が90%を超えているため、一般レーンの利用率が少なく自動精算機の導入に向いた路線だった。支払いにあたって、現金とETCカードの併用や、クレジットカードの使用はできない。また、東京線・神奈川線・埼玉線を連続利用する場合は、領収書を受け取っておく必要があるので注意が必要だ。
首都高速道路では都心環状線の代官町・銀座(内回り)、1号羽田線の平和島(下り)・鈴ヶ森、4号新宿線の永福(上り)・初台・外苑(上下)、5号池袋線の北池袋・飯田橋・西神田・一ツ橋、9号深川線の塩浜、10号晴海線の豊洲、中央環状線の高松・西池袋・中野長者橋、神奈川1号横羽線の大師(上り)・子安(下り)・東神奈川(上下)・みなとみらい(下り)、湾岸線の杉田(東行き)の計23ヵ所にも、今年度中に導入予定としている。