▲ブログセクションで一般からの質問募集を行ったケーニッグゼグ ▲ブログセクションで一般からの質問募集を行ったケーニッグゼグ

スーパーカーメーカーの社長に質問できた貴重な機会

SNSの普及により、様々なモノの距離が縮まっています。かつては「読者アンケート」くらいしか読者とメディアの“つながり”はありませんでしたが、最近ではTwitterやFacebookなどでコミュニケーションがとれるようになりました。インターネット普及時にもてはやされた「インタラクティブ」という言葉が、ようやく本格活用され始めています。

自動車メーカーも例外ではなく、様々なSNSを活用しています。そんな中、スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニッグゼグが面白い試みをしていました。自社のHP内で創業者のクリスチャン・フォン・ケーニッグゼグCEOへの質問を受け付けていたんです。いわゆる掲示板に書き込み、返信をもらう、というインタラクティブの基本に立ち返ったようです(笑)。

まだケーニッグゼグCEOからの返信は掲載されていませんが、1週間で150ほどの質問が書き込まれました。これからひとつひとつ、返信内容が掲載されていくようです。ちなみに、筆者の興味を引かれた質問は以下のとおりです。

・現在製作しているV8エンジンをベースにしたV4エンジンは作らないのか?
・エンジニア募集要項には経験5年という条件が多いが、どのような5年間の経験が求められるのか?
・ライバルメーカーとの交流はあるのか?
・低価格車両の導入計画はあるのか?
・スーパーカー販売以外のビジネスはどうしているのか?
・カーボンナノチューブを使った研究はどこまで進んでいるのか?


ケーニッグゼグCEOはどのような回答をするのか、楽しみです。なお、ケーニッグゼグのホームページには「PARTNERS」というページが設けられており、文字どおりパートナーの一覧があります。YASA MOTORSというイギリスの電気モーター製作メーカーや、VOLVOなどとどのようなパートナーシップを組んでいるのか、個人的には気になってしょうがありません。

▲見慣れたメーカー名のなかに気になるパートナーもいくつか…… ▲見慣れたメーカー名のなかに気になるパートナーもいくつか……
text/古賀貴司(自動車王国)