マクラーレンと共同開発したロードバイクを新たに発売
カテゴリー: トレンド
タグ:
2014/05/21
米国に本拠を置くサイクルブランド、スペシャライズドが、F1コンストラクターのマクラーレンが開発協力したロードバイクのフラッグシップモデル「S-WORKS ターマック」を発表した。価格は完成車が91万円(税込)、フレームセットは45万円(同)で、5月下旬に発売開始される。
新しく発表された「ターマック」はそれぞれのフレームサイズに、該当するライダーが実際に乗車することで発生する負荷に基づき、個別に開発された。マクラーレンがマシンを開発するときに、ドライバーからフィードバックを得る方法を参考にしたという。
ボディには最先端のカーボン工法で作られた高弾性のカーボンフレーム「SL4 FACT 11R」を使用。サイズは49mm~58mmまで設定されており、パワー伝達性能(三角形の部分の剛性)とステアリングレスポンスを基準として、各サイズ別の設計が行われている。
現在イタリアで開催されている(6月1日まで)世界3大ツールの1つ「ジロ・デ・イタリア」でも、オメガファーマ・クイックステップ、ティンコフ・サクソ、アスタナの3チームが新たーマックを使用する。
スペシャライズドとマクラーレンとの協力関係は継続的に行われており、初めて誕生したのは2011年の3月に発表された「S-WORKS マクラーレン Venge」だった。その後、同年9月には長期的なパートナーシップを締結し、画期的なテクノロジーの開発へ向けて協力関係を築いている。
F1で培われたノウハウが生かされたロードバイク。自転車ファンにはもちろんF1や自動車のファンにも気になる逸品だ。
- THE NEW TARMAC(スペシャライズドジャパン)