2015年からホンダがF1に復帰するニュースが発表されたのは記憶に新しいが、現在ツインリンクもてぎ(栃木県)のホンダコレクションホールにて、「16戦15勝の追憶 ~F1にもたらされたエレクトロニクスの波~」という企画展が開催されている。

同ホールの開館15周年を記念して催されているもので、アイルトン・セナが搭乗したマクラーレン ホンダ MP4/4(1988年)、MP4/5B(1990年)、MP4/7(1992年)、アラン・プロスト搭乗のMP4/5(1989年)、ゲルハルト・ベルガー搭乗のMP4/6(1991年)の5台が展示されている。

マクラーレンといえば、ホンダが1983年~1992年にエンジンサプライヤーとして参戦し、1988年から1991年まで4年連続ドライバーとコンストラクターのダブルタイトルを獲得したホンダF1参戦の黄金期といわれる時代のパートナー。

車体だけではなくレースで実際に使用したMP4/4搭載のV6ターボ(1988年)、MP4/5搭載のV10 NA(1989年)、MP4/7搭載のV12 NA(1992年)という3台のエンジンや、アイルトン・セナが獲得した1988年のF1日本GP優勝トロフィー、ゲルハルト・ベルガーが獲得した1991年のF1日本GP優勝トロフィー、1992年のF1活動休止後にホンダからライバルチームに贈られたという第2期ホンダF1のすべてが詰まった本「A DECADE OF CONTINUOUS CHALLENGES」(英文/非売品)など、なかなか実物を目にすることができない品も展示されている。

開催期間は9月2日(月)まで。これを機にホンダF1黄金時代を彩った名車、名機のもつオーラを肌で感じながら、復帰後の活躍を夢想するのも楽しいかも?

ツインリンクもてぎのホンダコレクションホールには、シリーズチャンピオンを獲得したマシンなど黄金時代を彩った5台のF1マシンが展示されている

ツインリンクもてぎのホンダコレクションホールには、シリーズチャンピオンを獲得したマシンなど黄金時代を彩った5台のF1マシンが展示されている

1988年、'90年、'91年と3度の年間チャンピオンを獲得したF1を代表するドライバーのひとり、アイルトン・セナが駆ったマシンも展示されている

1988年、'90年、'91年と3度の年間チャンピオンを獲得したF1を代表するドライバーのひとり、アイルトン・セナが駆ったマシンも展示されている