気軽にオープンカーが楽しめることで人気のマツダロードスター。現行(NC)型は初代から数えて3代目になる。そんなロードスターがデビューしたのは1989年2月に行われたシカゴオートショー。今年2月には誕生から25周年を迎えた。それを記念したスペシャルサイトがオープンしたのをご存じだろうか。

ロードスターの開発主査を務める山本修弘氏のメッセージムービーから始まるスペシャルサイトのテーマは、世界中にいるロードスターファンとの繋がりを深めること。「25年間を振り返るロードスターの歴史」、「イベントの告知やレポート」など、ロードスターの過去、現在、未来に渡る情報を順次掲載してゆく予定だという。

ヨーロッパを中心にライトウェイトスポーツ、オープン2シーターというジャンルの歴史は長いが、必ずしも順風満帆というわけではなかった。とくにロードスターが登場する前は排ガス規制や安全性の問題から、マニア向けの車という扱いを受けていた。

ところが1989年に登場したユーノスロードスター(ユーノスは当時の販売チャンネル名)は世界中で絶賛され、2人乗りのオープンカーとしては驚異的な販売台数を記録することに。この「事件」がきっかけで、それまでライトウェイトスポーツに見向きもしなかったメーカーがロードスターのライバルを生み出すことになったが、ロードスターへの支持がやむことはなかった。

これほどまでにロードスターが受け入れられたのは、昔からファンがオープンカーに求めている解放感を当時の最新技術で味わえるようにしたこと、しかも、それが170万円(日本デビュー時の新車価格)という若者でも手が届く価格で買えたことなどがあげられる。

なにより「人馬一体」という言葉に象徴される、軽快なハンドリングで人と車が一体になって走る気持ちよさに多くの人が気付いたことが大きな理由だろう。ロードスターは2013年12月までに累計92万台を超える生産台数を記録。これはギネスブックにも登録されている。

四半世紀に渡り愛されてきたロードスター。これからも多くの人に支持され歴史を積み重ねていくに違いない。スペシャルサイトでは歴代モデルの遍歴なども見られるので、自分が乗っていたモデルや好きだった限定車などを探してみては?

スペシャルサイトでは世界中のロードスターオーナーズクラブのWEBがリンクされている。コンテンツは順次追加予定

スペシャルサイトでは世界中のロードスターオーナーズクラブのWEBがリンクされている。コンテンツは順次追加予定

初代ロードスターは当初1.6Lエンジンのみの設定だったが、93年のマイナーチェンジで1.8Lに。走行性を高めるために常に進化し続けている

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