車の平均所有期間は8.35年。今後はどうなる?
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2014/01/21
一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表した「わが国の自動車保有動向」によると、2013年の軽を除く乗用車の平均使用年数は12.58年/1台とあります。
これは「国内で新車登録されてから抹消登録されるまでの期間の平均年数」のこと。1976年当時の平均は6.9年だったので、この37年間でおよそ2倍に伸びています。
一方、カーセンサーが独自に行った「生声調査」では、新車購入時に下取りに出した車(前愛車)を、どれくらいの期間所有していたかを聞いてみました。これは1ユーザーが1台を乗り続けた期間、つまり「所有年数」と考えられます。
1万1678人の回答から導き出された平均所有年数は8.35年/1人。平均使用年数との関係で見ると、1台の車は、新車登録から抹消登録までの期間の約66%を1ユーザーの元で過ごすととらえる事ができます。
今後も車の「使用年数」が続伸するのでしょうか。それに合わせ「所有年数」も伸びるのでしょうか。カーセンサーの予想はNOです。
何故なら、近い将来、水素などガソリンに代わる燃料の出現により、パラダイムシフトが起こると考えるからです。その結果、旧世代から新世代への買い替えブームが生まれ「所有年数」はリセットされます。
その結果、旧世代の中古車相場は下がり、そこを狙った若年層の購入/買い替えが促進するなど、買い替えの活発化=「所有年数」の短縮化が一時的に起こるでしょう。
- わが国の自動車保有動向(一般財団法人自動車検査登録情報協会)