輸入新車の販売が絶好調! それに連動して中古車も増加する?
カテゴリー: トレンド
タグ:
2014/01/21
いわゆるアベノミクス効果か、2013年は輸入車(新車)が非常によく売れた模様で、各インポーターが好調な業績を相次いで発表した。
メルセデス・ベンツ日本の2013年新規登録台数は14年ぶりに過去最高記録を更新し、前年比128.2%の5万3720台を記録。日本国内で販売されているプレミアムブランドのなかで首位を獲得した。2013年1月に発売された新型Aクラスが絶好調なことや、「レーダーセーフティパッケージ」を搭載した新型Eクラス、新型4ドアクーペであるCLAクラスの登場などが効いたようだ。
BMWの販売台数も過去最高を記録し、BMWブランドは4年連続伸長の4万6037台(前年比112%)、MINIブランドも過去最高となる1万6982台(前年比105%)を販売。こちらも新型モデルの登場が販売台数増を後押しするとともに、クリーンディーゼルエンジン搭載車の好調ぶりが効いた。3シリーズおよび5シリーズでは全体の約半数が、X3とX5では全体の約7割がディーゼルモデルで占められるほどのディーゼル人気なのだ。
フォルクスワーゲン ジャパンも、これまでの最高実績である6万1121台(2001年)を大幅に上回る6万7279台を販売。こちらは新型ゴルフが輸入車として初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことも記憶に新しい。さらにはポルシェも、こちらは日本国内の数字ではないが、全世界で初めて16万2000台を超える販売台数を記録した。
新車が売れてくれないことにはなかなか盛り上がらないのが中古車マーケット。なので、これら好調な新車セールスは輸入中古車ファンにとっても朗報。
2013年に売れまくった輸入車が中古車市場に本格的に流れてくるのは2~3年先だろうが、世の中には数カ月から半年ほどのサイクルで新車を乗り替えるお大尽なユーザーもそこそこ多いため、今年後半あたりからは、話題のクリーンディーゼル搭載モデルなどが今以上に中古車市場で流通するはず。そして流通量が増えれば相場もこなれるということで、もう少々先の輸入中古車マーケットの活況に今から期待したい。
- メルセデス・ベンツ、2013年上半期販売台数で過去最高を記録(ダイムラー)【PDF】
- BMWグループの販売台数が過去最高を記録(BMW JAPAN)