日本初の資格「交通事故専門士」とは?
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2013/12/23
交通事故にあった人の治療や賠償、法律の問題、保険や修理の手続きなど、交通事故に関する悩み全てにワンストップで応えることを目的としたNPO法人「交通事故と労災をサポートする会日本(ジコサポ)」が、日本初となる交通事故に関連する対応のプロとしての専門資格「交通事故専門士」をスタートさせた。
「交通事故専門士」は、自賠責保険、任意保険、賠償問題など、事故後に必要となる知識を持ち、当事者の相談に乗って正しいアドバイスを行う。ただし、被害者との交渉などは認められていないので、必要に応じて弁護士などを紹介する手助けを行う。
資格化した理由のひとつが、「交通事故の悩みに応えたいが、何をどうしたらいいのかが分からないし、そういったことを教わる場所もない」といった接骨院の先生の悩みなどを解決するためだという。そのため初期の主な対象は接骨院の先生、柔道整復師になるとのことだが、将来的には、整備士など車に関わる職業の人に広めていきたいという。
資格試験は、初級、中級、上級に分かれており、ジコサポ顧問の杉尾健太郎弁護士が監修。まったくの素人が勉強をしても、必要な知識が順を追って身につく仕組みとなっている。
取得にかかる料金は、基本の知識を習得することができる初級が2000円(受験料)+3150円(認定料)、専門の知識を学び、各機関で実際に使うことができる中級と上級が4万2000円(受験料)+3150円(認定料)。テキストで勉強し、講習を受けた後、筆記試験と面接を経て資格取得となる。
事故の当事者になったときに相談できるのはもちろんだが、自身で取得すれば、家族や友人、知人が事故にあったときにアドバイスしてあげることもできるだろう。
- 日本初!交通事故専門資格「交通事故専門士」(交通事故と労災をサポートする会日本)