コミュニケーションの力で首都高の交通事故を減らすことを目的とした「東京スマートドライバー」が、交通安全キャンペーン「ジェントルスマートドライバー計画」を3月1日より開始している。渋滞が増えることにより追突事故が多発する年度末の事故削減を目的としており、3月31日まで行われる。

このキャンペーンは、大切な人や物を安全に目的地まで運んでいるプロドライバーを「ジェントルスマートドライバー」と位置付け、その人たちがもつドライビングテクニックを広くシェアし、事故削減につなげるというものだ。

例えば、渋滞末尾でハザードランプを点灯し後続車に注意を促すことなど、プロのドライバーが日々行うアクションを推奨。TOKYO FMやニッポン放送などでラジオCMを放送する。

また、東京スマートドライバーホームページ内に特設ページを設置。SNSと連動して渋滞関連のデータや、事故を防ぐ走り方などを紹介している。

特設ページでは、首都高が集計した年度末の交通事故の傾向と対策を紹介するほか、キャンペーン開始前に行われた「交通安全のフリースクール」の様子を掲載。当日実際に使用された講義スライドや資料の閲覧も可能となっている。

当然のことながら、事故を起こしたくて起こす人などまずいない。また、どんなに気をつけていても、起きてしまう事故もある。しかし、せめて自分の要因となる事故は防ぎたいし、自分の行動が周囲への注意喚起につながるなら、それを実践して少しでも事故減少につなげたいものだ。

キャンペーンのメッセージは「プロの運転技術をシェアして交通事故を減らす1カ月チャレンジ」。この時期に多い追突事故の軽減を目指している

キャンペーンのメッセージは「プロの運転技術をシェアして交通事故を減らす1カ月チャレンジ」。この時期に多い追突事故の軽減を目指している

ホームページ内のコンテンツ「ジェントルドライバーズスクール校訓」には、事故防止につながるさまざまなテクニックや考え方が5つ記されている

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