コミュニケーションの力で首都高の交通事故を減らす「東京スマートドライバー」プロジェクトが、交通安全の未来を考える人や企業、団体に光を当てる情報発信コンテンツ「SMART DRIVERS RESEARCH」を公開した。

これは東京スマートドライバー傘下で活動する調査・研究プロジェクトで、交通安全に関心のなかったドライバーの興味をよび起し、運転中の安全意識を向上させることを目的とし、交通安全に役立つ情報が社会の隅々まで広がることを目指している。

毎月業界を問わず、交通事故削減のためにチャレンジしているリーディングカンパニーや第一人者にインタビューし、情報を発信。その情報を多くの人が使うことで、交通安全を意識する機会を増やし、交通事故の削減を目指している。

その第1回目は、世界最大の民間気象情報会社、ウェザーニューズ社の「道路気象」がテーマ。これはドライバーが安全に道路を利用できることを目的としており、道路管理者とドライバーへの気象情報の提供が主な役割となっている。

ドライバーに対してリアルな情報の提供という点おいては、全国に約600万人いるサポーターの力が重要。これは気象レーダーによる雲の様子だけでは、雨雲があっても実際に道路上で降っているか正確にはわからないためで、そこで現地の状況を知るサポーターの役割が大切になっているのだという。

また、今後のインタビューのスケジュールは、2回目がNPO法人の日本モータースポーツ推進機構「プロドライバーが考える一般道の安全走行」で、以降運送会社、教習所、大学教授、自動車メーカーなどの予定となっている。

車の安全装備は日進月歩で進化し続けているが、それと並んで重要なのは、ドライバーの安全意識ではないだろうか。自分はもちろん、大切な家族やほかの人を悲しませることのないよう、「SMART DRIVERS RESEARCH」をチェックして、交通安全に対する意識を高めたい。

「SMART DRIVERS RESEARCH」は、交通安全のための技術やアイデアを、従来の概念にとらわれることなく、積極的に紹介している

「SMART DRIVERS RESEARCH」は、交通安全のための技術やアイデアを、従来の概念にとらわれることなく、積極的に紹介している

第1回目のテーマは、ウェザーニューズ社の「道路気象」。気象レーダーでは分からない道路状況を、全国600万人のサポーターがフォローする

第1回目のテーマは、ウェザーニューズ社の「道路気象」。気象レーダーでは分からない道路状況を、全国600万人のサポーターがフォローする