コミュニケーションの力で首都高の交通事故を減らすプロジェクト「東京スマートドライバー」が、都内最大級のタクシー組合である「東京無線協同組合」とコラボレーションすることが決まった。

その第1弾の取り組みとして、首都高速道路株式会社と東京スマートドライバーが共催で講習会を実施。東京無線協同組合に加盟する約4500台全ての車両に貼付するための公式ステッカーを進呈している。

東京無線協同組合は、都内23区および三鷹市・武蔵野市に事業所を持つ61社のタクシー会社が加盟する組合で、約4500台のタクシーで共同営業している。そのタクシーが首都高を走行する回数は、1カ月で約11万4000回(ETCカウント)。それだけ回数が多ければ、東京スマートドライバーのステッカーを見かける頻度も高くなるというわけだ。

同組合は、乗務員の研修や勉強会、独自の資格制度を設けるなど、交通安全に対して積極的に取り組んでおり、今回のコラボに関しても、タクシーの事故をなくすことや首都高での事故の減少を目的としている。

首都高を走ったことがあれば、東京スマートドライバーのアイデンティティともいえるピンクのチェッカーフラッグを貼った車を見かけたことがある人もいるだろう。

今後、東京無線協同組合に加盟するタクシーがステッカーを貼付することを考えれば、首都高走行時だけでなく、さまざまなところでステッカーを目にする機会が増えるはず。そのときは「スマートドライブ」をあらためて意識し、交通事故防止につなげたいものだ。

「東京スマートドライバー」と「東京無線協同組合」がコラボレート。講習会の開催やステッカーの貼付などで交通事故防止を啓蒙する

「東京スマートドライバー」と「東京無線協同組合」がコラボレート。講習会の開催やステッカーの貼付などで交通事故防止を啓蒙する

トレードマークでもあるピンクのチェッカーフラッグ。窓ガラスに貼られたこのステッカーを目にしたらスマートドライブを思い出してみよう

トレードマークでもあるピンクのチェッカーフラッグ。窓ガラスに貼られたこのステッカーを目にしたらスマートドライブを思い出してみよう