▲第35回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015を受賞した「マツダ デミオ」 ▲第35回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015を受賞した「マツダ デミオ」

「日の丸コンパクト」が意地を見せ、カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015に!

2014年10月13日(月・祝)。第35回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015の最終選考会・表彰式が行われ、マツダ デミオが受賞しました。

カー・オブ・ザ・イヤーは、最終選考に残った10台の中から、60名の選考委員の採点によって決められます。採点は選考委員たちの持ち点配分法。各選考委員の持ち点25点の最終合計点数で競います。なお、一番高い評価の車には必ず10点を付けるのがルールとなっています。

▲選考結果発表の様子。車と点数が発表されるたび、場内からは歓声やどよめきが ▲選考結果発表の様子。車と点数が発表されるたび、場内からは歓声やどよめきが

デミオが選ばれた理由は、国産コンパクトカーというジャンルで初めてクリーンディーゼルエンジンを採用し、高い環境性能と運転する楽しさを高い次元で両立したところ。日本のコンパクトカー市場に新しい選択肢をもたらしただけでなく、世界で戦える実力を持ったコンパクトカーという点が選考委員たちに高く評価されました。

ちなみに今回の最終選考にエントリーした10ベストカーは以下の10モデル(カッコ内は最終選考時の得点)。

【日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015 10ベストカー】
トヨタ ヴォクシー/ノア (9点)
日産 スカイライン (41点)
ホンダ N-WGN/N-WGN カスタム (13点)
マツダ デミオ (423点)
スバル レヴォーグ (124点)
スズキ ハスラー  (65点)
M・ベンツ Cクラス セダン (404点)
BMW i3 (340点)
ジープ チェロキー (15点)
プジョー 308 (41点)

その他、部門賞には以下のモデルが選ばれました。

▲カー・オブ・ザ・イヤーこそ逃したものの「M・ベンツ Cクラス セダン」は輸入車部門のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。世界最高水準の衝突回避システムや運転支援機能など、M・ベンツ社の技術の粋を集めた点が決め手に ▲カー・オブ・ザ・イヤーこそ逃したものの「M・ベンツ Cクラス セダン」は輸入車部門のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。世界最高水準の衝突回避システムや運転支援機能など、M・ベンツ社の技術の粋を集めた点が決め手に
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text/福嶌弘(編集部) photo/尾形和美、篠原晃一、たけだたけし(編集部)