今年で9回目を迎える「2013 World Car Award」(WCA。旧ワールドカー・オブ・ザ・イヤー)のノミネート車10台が1月31日に発表された。日本車勢からは3台が選出されている。

WCAは世界各国で発売される新車を平等に評価する賞。世界25ヵ国・66人の自動車ジャーナリストが選考する。前身のワールドカー・オブ・ザ・イヤーは2004年に創設されており、それを含めると今年で9年目となる。該当年の1月1日時点で、2つ以上の大陸にまたがる5カ国以上で市販されている車が対象で、安全性などさまざまな項目が厳正に審査される。各賞のトップ3は3月5日にジュネーブモーターショーで発表。大賞は3月28日にニューヨークオートショーで発表される予定だ。

「World Car of the Year」のほか、「World Performance Car」「World Green Car」「World Car Design of the Year」の4賞が決定される。今回「World Car of the Year」にノミネートされたのはアウディ A3、ランドローバー レンジローバー、マツダ 6(日本名アテンザ)、マツダ CX-5、メルセデス・ベンツ Aクラス、プジョー 208、ポルシェ ボクスター/ケイマン、サイオン FR-S/スバル BRZ/トヨタ GT 86/トヨタ 86、フォルクスワーゲン ゴルフⅦ、ボルボ V40の10台だ。

歴代受賞車全てが国産車である日本カー・オブ・ザ・イヤーに対し、近年、海外のカー・オブ・ザ・イヤーでは、当地にとっての「輸入車」勢が席巻している。ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーはトヨタと日産がそれぞれ2度ずつ受賞。北米カー・オブ・ザ・イヤーも乗用車部門をトヨタ、日産、ホンダが1度ずつ、トラック部門は日産とマツダが1度、ホンダが2度受賞している。

今年の韓国カー・オブ・ザ・イヤーでもトヨタ カムリが受賞するなど、日本車が世界中で高く評価されていおり、「Wordl Car of the Year」も過去にレクサス LS460やマツダ デミオ、日産 リーフが受賞した実績があるだけに、今年の大賞車の行方も気になるところだ。

日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマツダCX-5は「Wordl Car of the Year」でも有力候補

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これまで最多の3台が受賞しているフォルクスワーゲンからはゴルフⅦがノミネート

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