上には上がいる!これがホントの“一日天下” 結果は55チーム中31位…(涙)

トヨタ プリウスα エコドライブチャレンジ 復路スタート|日刊カーセンサー

海ほたるでUターンをして復路へ。往路と裏腹にトンネル出口に近づくにつれ上りの傾斜がきつくなってきた。さらに最後には首都高で事故発生、ここでバッテリーが足りていなかったこともあり、少しの間ガソリンを使用してノロノロ運転。それでもなんとかゴールにたどり着き、燃費は31.1km/Lをマーク。

プリウスαの10・15モードは31.0km/Lなので、これを超えると自動的に30ポイントが加算される。これを聞いて小躍りする編集長。実はこのイベントは、4日間にわたって行われたが、我々は初日の1発目! 瞬間ではあったが「暫定1位」を獲得したのだ。

トヨタ プリウスα エコドライブチャレンジ|日刊カーセンサー トヨタ プリウスα エコドライブチャレンジ|日刊カーセンサー

暫定1位に喜ぶ編集長後藤と筆者。一応1位は1位なのでプリウスαのミニカーを賞品としていただきました。でもこの後、まさかの結果になるとはこの時は予測もできなかったのでした…
しかし人生というのはそんなに甘いものではない。午後になってカムリハイブリッドの試乗を終え戻ってくると、何とすでに4位まで順位が落ちているではないか。おまけに絞り出すように出した燃費も某ジャーナリスト氏にあっさり抜かれる始末。まさにこれが「一日天下」、いや数時間の天下だったという、なんとも情けないオチである。

最高記録の35.1km/Lを出した片岡氏からエコランの極意を伝授!

すべてのイベントが終わり、最終結果を見てさらにショック倍増! 冒頭で書いた積載ポイントはおろか、燃費でもハッキリ言って我がカーセンサチームは「並」のレベルだったのだ。最も高い数値は、なんと35.1km/Lというから脱帽である。

【トヨタ プリウスα エコドライブチャレンジ 最終結果(全55チーム参加)】
順位 チーム名 燃費
(km/L)
ポイント
(燃費×10)
10・15モード
ポイント
積載
ポイント
時間
ポイント
総合
ポイント
1 カービュー 33.3 333 30 210 30 603
2 マガジンX 34.5 345 30 180 - 555
3 川島 茂夫
清水 謙一
33.5 335 30 180 10 555
4 鈴木 俊治
諸星 陽一
33.1 331 30 190 - 551
5 ワゴニスト 34.0 340 30 180 - 550
6 中谷 明彦 32.3 323 30 170 20 543
7 レスポンス 32.3 323 30 180 10 543
8 ホリデーオート
片岡 英明
35.1 351 30 160 - 541
9 木下 隆之 34.1 341 30 170 - 541
10 岩貞 るみ子
スーザン史子
31.6 316 30 180 10 536
31 カーセンサー 31.1 311 30 150 - 491

あまりの悔しさに、後日この記録を出した先輩の片岡英明氏に燃費向上のコツを教えてもらった。基本的な考えは筆者のやり方で間違いはないそうだが、片岡氏はとにかく回生とそれで得た電気の使い方がうまかったのだ。

片岡氏と筆者は同じ「海ほたるコース」だったのだが、十分に充電したバッテリーを使い、トンネルから出て海ほたるへ入るまでの長い上り坂を、ほぼすべてエンジンをかけずに上り切ったという。そういえば筆者は思いっきりエンジンかかって上っていたな…と。こうした積み重ねで燃費は向上するという。

最後は先輩にご教授いただくというオチがついたが、それでもプリウスαの燃費性能と高速域での直進安定性や乗り心地が体感できるなどなど収穫も多かった。ま、次は負けませんから!



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Report/高山正寛 Photo/尾形和美