|日刊カーセンサー

【第7回】自由な発想で小粋なイタ車を思いきり遊ぶ
俳優 松岡俊介さん

アクセルを踏めば動き出す、もう一つの“マイ・ルーム”を、のぞき見するこの特集
今回は俳優の松岡俊介さんと、その愛車フィアットパンダの登場です
独特の"ピース"な雰囲気を醸し出す松岡さんが横に立つと
何も飾らないボロボロのパンダもお洒落に見えるから不思議
この車、大切な仲間とともに全国を走り回っています

理由はいろいろあるけれど一番はカッコイイから

以前はM・ベンツのEクラス(W124)のセダンとステーションワゴンを4台乗り継いでいたという松岡さん。ところが数年ほど前からパンダに目が行くようになったという。
「国産車にはない四角いコンパクトだからとか粋なイタリア車だからとか、理由はいくらでも付けられるけれど、要は『カッコイイじゃん!』と僕の感性に突き刺さったんです」
最初は4WDを考えたけれどスタッフがMTを運転できないので2WDのATモデルを探すことに。1年ちょっと前に岐阜県のほうで数年間眠っているパンダを見つけ、それを譲ってもらうことにしたそうだ。

下道をのんびり走りながら"通勤"

「普段は自宅とショップとの往復に使っています。現在僕は東京から60kmほど離れた場所に住んでいるんですよ。高速を使えば1時間ちょっとだけれど、時間があるときはのんびりと3時間くらいかけて下道で来ます。あとはDriLL(自身がディレクターを務めるセレクトショップ)で野外フェスに出店することも多いので、そんなときは後部座席を潰してそこに洋服を満載して向かいます」
そんなときは本州はもちろん九州だって車でGO!気づいたら1年で4万km(累計走行距離は11万km)も走っていたそうだ。
「そういえばスタッフが運転しやすいようにとATモデルにしたのに、その彼が店の前で右サイドを思いきりぶつけてモールが取れちゃったんですよ。罪のために修理をせずにそのままにして、取れたモールはショップの一番目立つ所に飾っています(笑)」

もう一台パンダを手に入れてイジリたい

「最近調子が悪いところがいくつかあるので整備をしつつ、この車はそのまま手元に置いておきたいですね。そしてもう1台4WDのパンダを手に入れたい。4WDは車高を15cmくらいリフトアップしたいなと思って。ジープや国産クロカンのリフトアップは今でもたまに見かけるけれど、パンダのリフトアップなんて日本中、いや世界中どこを探したってないだろうから(笑)」
今年も夏から秋にかけてフェスのフリーマーケットに出没する予定。気になる人はDriLLのHPでスケジュールをチェックしてみよう。
「あとはまだ実現できるかはわからないけれど、秋になったら熊本県の阿蘇山の周辺をキャンプしながら車で10日くらいかけて旅をしたいなと企んでいるんですよ」
フィアットパンダ フロント|日刊カーセンサー マンスリー特集 愛車は、もう1つの自分の部屋 フィアットパンダ リア|日刊カーセンサー マンスリー特集 愛車は、もう1つの自分の部屋
車のプロフィール
1993年式フィアットパンダ セレクタ。中古車で購入。購入費用は約50万円。購入後の走行距離:4万km。
本人プロフィール
まつおか・しゅんすけ/1972年2月27日生まれ(36歳)。モデルとして活動後、94年に映画『800 TWO RAP RUNNERS』で主演デビュー。『コードブレイカー507』(林海象監督)がまもなく公開予定。また自身のブランド『mash』の運営やセレクトショップ『DriLL』(http://www.drillno.jp/)のディレクターなど多彩な活動を展開。