▲福尾大介さん(40歳) 千葉県出身。実家の工務店を経営し、休日はアウトドアを楽しむ。奥さまの麻理恵さん、長女の小遥ちゃん(7歳)、次女の柑那ちゃん(5歳)を連れ立って、月1回のペースでキャンプに出かける▲福尾大介さん(40歳) 千葉県出身。実家の工務店を経営し、休日はアウトドアを楽しむ。奥さまの麻理恵さん、長女の小遥ちゃん(7歳)、次女の柑那ちゃん(5歳)を連れ立って、月1回のペースでキャンプに出かける

家族が増えてSUVからミニバンへシフト

普段使いから週末の外遊びまでこなし、その気になれば本気の冒険にまで対応するSUVは、いま最も人気のあるジャンル。

ただし、その多くは2列シート車で、多人数乗車では積載にゆとりがなくなってしまう。

さらに乗り降りのしやすさなどを考慮すると、ミニバンの方が断然便利。

SUVが好きで、雪山やキャンプにフル活用していた福尾さんも、家族が増えたのを機にSUVからミニバンへシフトした。

「10代の頃は、渓流釣りが好きな父に連れられて、よく北関東や長野の川に行っていました。初めて買った車はホンダのモビリオスパイク。5ナンバーのトールワゴンで、少人数で遊ぶにはぴったりでした」

やがて運転に慣れてくると、大柄なアメリカンSUVにシフトする。

「シボレー タホからジープ チェロキーと乗り継ぎました。どちらも堂々としたスタイルに広い室内、それにゆったりした乗り心地がよかったですね」

▲210㎜もの最低地上高を誇るデリカD:5は、雪山も余裕。スタッドレスタイヤは春先まで装着。福尾さんは油圧ジャッキを手に入れ、自宅で交換している ▲210㎜もの最低地上高を誇るデリカD:5は、雪山も余裕。スタッドレスタイヤは春先まで装着。福尾さんは油圧ジャッキを手に入れ、自宅で交換している
▲低速トルクが太く経済的なディーゼルエンジンは、アウトドアで威力を発揮。重量のわりに燃費はいいそうで、静粛性や出足の性能も、以前乗っていたアメリカ車と比べれば良好だという ▲低速トルクが太く経済的なディーゼルエンジンは、アウトドアで威力を発揮。重量のわりに燃費はいいそうで、静粛性や出足の性能も、以前乗っていたアメリカ車と比べれば良好だという

シーンに合わせて3列目をアレンジ

ミニバンへの乗り替えを検討し始めたのは、次女の柑那ちゃんが生まれて4人家族になったタイミングだった。

「妻にスライドドア付きの車がいいと言われて真っ先に思い浮かんだのが、今乗っているデリカD:5。ミニバンの実用性とSUVの走破性を兼ね備えているという点で、これ以上の選択肢はありませんから」

福尾ファミリーは冬季、雪山でスノーボードに出かけるのを常としているが、実は(福尾さんの)ご両親もスキーを楽しむそうで、3世代が1台で移動できるという点でも、デリカD:5はとても重宝している。

「4人で出かけるときは3列目の背もたれを寝かせて、キャンプ道具を隙間なく収納しています。こうすると邪魔にならないし、走行中に揺れにくいんです」

取材時はあいにくの小雨で、しかも春とは思えないほどの寒さ。
それでも子供たちはスライドドアを開け、芝の上を元気いっぱいに駆け回っていた。

「子供が大きくなったら、またSUVにするかも。ただ、ミニバンの快適ぶりを知っちゃうと、戻りづらいですね~」

▲3列目を左右に跳ね上げて収納するとデッドスペースが増えるので、福尾さんはヘッドレストを外して背もたれを寝かせ、隙間なく荷物を積載 ▲3列目を左右に跳ね上げて収納するとデッドスペースが増えるので、福尾さんはヘッドレストを外して背もたれを寝かせ、隙間なく荷物を積載
▲3列目のシートを使用するときは、積み切れない荷物をルーフボックスに収納 ▲3列目のシートを使用するときは、積み切れない荷物をルーフボックスに収納
▲ラゲージにゆとりのあるデリカD:5には、家族4人で寝られるテントをはじめ、ファミリーキャンプ用のギアが余裕で収納できる ▲ラゲージにゆとりのあるデリカD:5には、家族4人で寝られるテントをはじめ、ファミリーキャンプ用のギアが余裕で収納できる

※本記事は、カーセンサー 2019年6月号(2019年4月20日発売予定)の記事をWEB用に再構成して掲載しています

text/櫻井 香
photo/見城 了
 

▼検索条件

三菱 デリカD:5(初代) × 全国