▲今回はタイヤの中でも「空気圧」についてお届けします! ▲今回はタイヤの中でも「空気圧」についてお届けします!

4月8日はタイヤの日! 空気圧の点検は重要なのです!

みなさんこんにちは。編集部てんちょ~です。もうすぐ4月8日ですね! そうです、みんな大好き『タイヤの日』が来ますよ!

もし、万が一……、知らない人はいないと思いますが、念のため……。

『タイヤの日』とは、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(通称:JATMA)をはじめとした団体が、タイヤの空気圧点検や日常点検の重要性など、正しい使用方法を啓蒙しようと制定した日ですYO!

ところでみなさん、タイヤの空気圧点検を最後にやったのって、いつですか?

明確に覚えてる方は結構少ないんじゃないでしょうか。

前述したJATMAの調べでも「1ヵ月に1回は点検を行う」という人は3割ほどという調査結果も出ています。

「1ヵ月に1回? そんなにこまめにやらなきゃだめなの?」って思うかもしれません。

そこで今回は、タイヤサイズの話に引き続き、タイヤ空気圧点検の重要性や点検方法について書いてみます。

空気圧は自然に低下! そのままだと燃費も低下しタイヤが破損する危険性も!

なぜ定期的な点検が必要なのかというと、タイヤに充てんされている空気は自然と抜けてしまうからです。抜けてしまった分は継ぎ足さなければなりません。

空気が抜けてしまう、つまり空気圧が低下してしまうとタイヤがつぶれてしまいます。

こうなってしまうと、路面との接地面が適切にならないので、タイヤがうまく転がってくれません。

その結果、抵抗が増え、燃費が悪化してしまうのです。

空気がパンパンに入ったサッカーボールと、空気が少なくてべコベコへこむサッカーボール。蹴とばしたときに遠くまで転がるのは、もちろん空気がパンパンに入ったボールですよね? これと同じ理屈です。

具体的にどのくらい悪化するのかというと、適正空気圧より50kPa不足(私の車でいうと1/4減った程度)したまま走行すると、市街地で2.5%、高速道路で4.8%燃費が低下するそうです。

例えば、10km走るのに1L使う車の場合、市街地だと10㎞進むのに約1.03L、高速道路で約1.06L使う、というパフォーマンスになっていきます。

何だ、たいしたことないじゃん! って思うかもしれませんが、これ、ガソリン代に換算してみましょう。

140円/Lだとして……、市街地(10㎞/1.03L)で約144円、高速道路(10㎞/1.06L)で約148円。

せっかく近所で安いガソリンスタンドを探しても、これではあまり意味がありませんよね。

そして、車の重さをタイヤが支えられなくなっていきます。

そうなるとタイヤが異常に熱を持ってしまい、表面がはがれたり、破けたりしやすくなってしまいます。これがタイヤの寿命を縮めてしまう原因になりますし、場合によっては非常に危険な状況を招くのです。

燃費を維持するのはもちろん、安全に走行するために点検は必要になります。

ゴールデンウイークやお盆、お正月などの長期休暇には、高速道路を使って遠出する人も多いでしょう。もしスピードが出る高速道路で、タイヤが破損してしまっては一大事です。

「毎月絶対に点検を行いましょう!!」というのは実際難しいかもしれませんが、せめて遠出する前くらいは、点検して損はありません。

空気圧の点検はガソリンスタンドでOK! 自分でやっても意外と簡単です!

点検の必要性については説明させてもらいましたが、「点検が必要なのはわかっても、どうやってやるのさ!」という声が聞こえてきそうなので、点検する場所や方法について解説します。

場所についてはずばり、ガソリンスタンドがよいと思います。

遠出する前もガソリンが少なければ給油しますよね? そのときに空気圧をチェックしてしまえばいいのです。カーディーラーや修理工場、カー用品店などでも点検ができますが、“給油のついで”の方が、気楽ですし。

しかし、最近はセルフ式のガソリンスタンドが多く、なかなか店員さんに点検を頼むことができないのも事実。

なのでセルフ式のガソリンスタンドにおいて、自分で点検する方法を写真を交え解説します。

▲こちらがタイヤの空気を入れる機械です。置いてある機械は様々あると思いますが、大体こんな感じなので、わかると思います。長いこと走行した後だと、タイヤ内の空気が膨張してしまい、正確に測れないことがあるので、出発してから早めにガソリンスタンドに向かいましょう。給油を終え、空いていればそのまま点検を開始してもいいですが、混んでいる場合は、指定の場所まで車を移動しましょう ▲こちらがタイヤの空気を入れる機械です。置いてある機械は様々あると思いますが、大体こんな感じなので、わかると思います。長いこと走行した後だと、タイヤ内の空気が膨張してしまい、正確に測れないことがあるので、出発してから早めにガソリンスタンドに向かいましょう。給油を終え、空いていればそのまま点検を開始してもいいですが、混んでいる場合は、指定の場所まで車を移動しましょう
▲空気を入れる前に、どれくらいの空気を入れたらよいのか確認する必要があります。車種ごとに異なるので必ず確認が必要です。大抵の国産車の場合、運転席側のドアを開けた部分に空気圧の適性値が書かれたシールが貼ってあるので確認しましょう。「この部分にシールがない!」そんな方は取り扱い説明書を見ると記載があります ▲空気を入れる前に、どれくらいの空気を入れたらよいのか確認する必要があります。車種ごとに異なるので必ず確認が必要です。大抵の国産車の場合、運転席側のドアを開けた部分に空気圧の適性値が書かれたシールが貼ってあるので確認しましょう。「この部分にシールがない!」そんな方は取り扱い説明書を見ると記載があります
▲ホイールに付いているバルブ(空気を入れる口)のキャップを外し、空気入れの先端を差し込みます。この機械の場合、本体についているボタンを押して空気を充てんし、メーターを規定値に合わせていきます。足らなければ空気を足し、入れすぎたらボタンを押して抜きます。料理をするときに、はかりを使って規定のグラムに合わせていく作業と似てます。もし極端に空気が少ない箇所がある場合は、釘が刺さってるなど軽くパンクしている可能性もあるので、その場で相談するか、修理工場で点検してもらいましょう ▲ホイールに付いているバルブ(空気を入れる口)のキャップを外し、空気入れの先端を差し込みます。この機械の場合、本体についているボタンを押して空気を充てんし、メーターを規定値に合わせていきます。足らなければ空気を足し、入れすぎたらボタンを押して抜きます。料理をするときに、はかりを使って規定のグラムに合わせていく作業と似てます。もし極端に空気が少ない箇所がある場合は、釘が刺さってるなど軽くパンクしている可能性もあるので、その場で相談するか、修理工場で点検してもらいましょう

以上がセルフのガソリンスタンドで空気圧を点検する方法です。トラブル防止や燃費の維持にもつながるうえに、方法も簡単なのでぜひご自分でチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

text&photo/てんちょ~(編集部 大平拓摩)