▲反射テープを貼っただけの超お手軽カスタマイズ! でも目立ち度はバツグン。ついでに編集部の福嶌くんもトロンなビジュアルに大変身。福嶌改め、「トロ嶌」くんです ▲反射テープを貼っただけの超お手軽カスタマイズ! でも目立ち度はバツグン。ついでに編集部の福嶌くんもトロンなビジュアルに大変身。福嶌改め、「トロ嶌」くんです

ボディの角にテープを貼るだけ……この発想はなかった!

オッス、オラ団塊ジュニア! ドリフを見て育った世代っす。今日も元気にネットサーフィン……と海外のカスタム事情をチェックしていたら、すんごいのを発見。こ、これは……!? ま、まるで「トロン」のバイクじゃないかぁ!!

1982年に公開され、世界で初めてCGを本格的に活用したことで知られる映画「トロン」。主人公がコンピュータプログラムの仮想世界に送り込まれて……という話なんですが、当時小学4年生だった私は熱狂。「オラも頑張れば、いつかこんなCG作れっかも!」と思ったものでした。

で、ネットで見つけた海外のカスタムカーもボディラインのフチだけが光って、まるでCGのよう。驚愕です。ん、でもコレ、よく見ると反射テープを貼っただけっぽい。だとしたら簡単&しかも低コストでできる!! 

ということでトロンなカスタム、やってみました。もちろん編集部の福嶌くんを引き連れて。作業工程としては車に反射テープを貼るだけなので、黙々と車にテープを貼っていきます。

作業開始から約2時間後、「トロンなカスタムカー」が完成!! 出来上がった車を見て「カッコいいじゃん!」とオジサン2人で大興奮です。

……と、読者の皆さんは「この状態で公道を走ってイイの?」と疑問に思っていることでしょう。実はこのカスタム、「道路運送車両の保安基準」にキチンと適合しているんです。

ただし、守らなければならないポイントが2つ。ひとつは反射テープが「法令で定められた反射器と類似しない」こと。反射率が低いものであることも条件なので、テープの反射率を必ず製造元に確認ください。2つ目が「反射光の色が赤色の反射器を前方に、反射光の色が白色の反射器を後方に装着しない」こと。ですので今回、私たちはフロントに黄色いテープ、リアには赤いテープを貼りました。

この2つさえ守れば、トロンな状態のままバッチリ公道を走れます。このお手軽カスタム、マジで今年、流行っちゃうかもしれませんよ!?

▲カスタムに使ったのは編集部で所有するホンダ フィット(2代目)。至って普通なビジュアルですが、これがどうトロンになるのか……。ちなみにテープがすぐ剥がれないように塗装面のワックスはあらかじめ落としました ▲カスタムに使ったのは編集部で所有するホンダ フィット(2代目)。至って普通なビジュアルですが、これがどうトロンになるのか……。ちなみにテープがすぐ剥がれないように塗装面のワックスはあらかじめ落としました
▲購入した車用反射テープは45m×2巻。1巻につき3000円(税込)くらい。テープを切るハサミも用意しておきましょう。もちろん、これはメーカーに反射率を確認済みです ▲購入した車用反射テープは45m×2巻。1巻につき3000円(税込)くらい。テープを切るハサミも用意しておきましょう。もちろん、これはメーカーに反射率を確認済みです
▲ブキッチョな手先で反射テープを貼る私。多少ヘタクソでも、仕上がりでは意外に気になりませんよ ▲ブキッチョな手先で反射テープを貼る私。多少ヘタクソでも、仕上がりでは意外に気になりませんよ
▲作業開始から1時間が経過した状態がコチラ。最初はチビチビ貼っていたけど、実は大胆に長い距離を貼った方がキレイに見えます ▲作業開始から1時間が経過した状態がコチラ。最初はチビチビ貼っていたけど、実は大胆に長い距離を貼った方がキレイに見えます
▲テープは45mもあったのに、完成する頃にはすっかり使い切っちゃいました。ミニバンやSUVだったら90mくらい用意した方がいいかも ▲テープは45mもあったのに、完成する頃にはすっかり使い切っちゃいました。ミニバンやSUVだったら90mくらい用意した方がいいかも
▲作業開始から約3時間で、ついに完成。どうですか! トロンっぽい……でしょ? ▲作業開始から約3時間で、ついに完成。どうですか! トロンっぽい……でしょ?
▲ヘッドライトまわりは我ながら上手に処理できました。あまり曲線をなぞろうとせず、直線的にテープを貼ることがコツです ▲ヘッドライトまわりは我ながら上手に処理できました。あまり曲線をなぞろうとせず、直線的にテープを貼ることがコツです
▲ボディサイドもバッチリ光っています! ▲ボディサイドもバッチリ光っています!
▲リアは黄色でなく赤のテープを施工。法律を守ることがなにより大事です! ▲リアは黄色でなく赤のテープを施工。法律を守ることがなにより大事です!
▲実際に夜間の道を走ってみて、ヘッドライトの光だけで車を照らした状態がコチラ。他の写真はすべて、カメラのフラッシュをたいて撮影したもの。いや、手ごろ&手軽でこんなにインパクト大なカスタムがあったなんて、我ながら驚きです ▲実際に夜間の道を走ってみて、ヘッドライトの光だけで車を照らした状態がコチラ。他の写真はすべて、カメラのフラッシュをたいて撮影したもの。いや、手ごろ&手軽でこんなにインパクト大なカスタムがあったなんて、我ながら驚きです
text/田端邦彦