▲トール G“SAⅡ” ▲トール G“SAⅡ”
▲トール カスタム Gターボ“SAⅡ” ▲トール カスタム Gターボ“SAⅡ”



ダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)は、新型小型乗用車「トール」を11月9日(水)から全国一斉に発売する。

「トール(THOR)※1」は、小型車のスペースモデルに、ダイハツが軽で培ったノウハウを投入すべく、「家族とのつながり」をキーワードとして、「子育てファミリーの日常にジャストフィットするコンパクトファーストカー」を目指して開発。
軽自動車で培ったパッケージング技術を応用し、コンパクトな外形寸法で取り回しの良さを軽自動車同等としながら、ゆとりある室内空間を実現。また家族の使用シーンを想起し、様々なシーンに対応できるシートアレンジと荷室を設定。使い勝手にもこだわり、回転式カップホルダーや大型乗降用アシストグリップ(チャイルドグリップ付)、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイなど家族に優しい思いやりの装備も多数採用。
さらに、新開発となる1.0Lターボエンジンや、軽乗用車「ムーヴ」などの知見を応用した高剛性ボディとDサスペンションの採用などにより、休日の遠出も楽しめる高い基本性能を実現するなど、様々な家族の使用シーンで、お客様が笑顔になれるクルマとした。

ダイハツは、今後も需要が高まるスモールカー市場において、ダイハツが軽自動車で培ってきた強み(『軽で開発した技術』と『ユーザーニーズに合わせた生活密着型の商品提案』)を小型車に展開することで、軽自動車を基点としたスモールカー全体のレベルアップを目指す。

トール、トール カスタムの主な特長は、以下の通り
1.ゆとりある室内空間と取り回しの良さ
2.あらゆるシーンに対応できる荷室とシート
3.家族に優しい工夫と思いやり装備
4.運転の楽しさと家族を守れる安心感
5.躍動感と堂々迫力が共存するエクステリア

※1:北欧神話の雷神Thor(トール)から「力強く頼りがいのある相棒」という意味に加え、TALL=「背が高い」と 同音で新ジャンルのトールワゴンであることを表現

*販売概要*

月間販売目標台数:1,000台
発表展示会:12月3日(土)、4日(日)

*メーカー希望小売価格*

【トール(消費税込み)】
(価格単位:円)
X:1,463,400~1,636,200
X“SAⅡ”:1,528,200~1,701,000
G:1,620,000~1,792,800
G“SAⅡ”:1,684,800~1,857,600
Gターボ“SAⅡ”:1,803,600
カスタムG:1,771,200~1,944,000
カスタムG“SAⅡ”:1,836,000~2,008,800
カスタムGターボ“SAⅡ” :1,965,600

※2:naturally aspirated engine(自然吸気エンジン)
※3:turbo charger engine(ターボエンジン)
※4:自動車取得税60%減税、自動車重量税50%減税 2016年11月9日現在

◎北海道地区は、23,760円高。価格にリサイクル料金含まず



*車両概要*
1.ゆとりある室内空間と取り回しの良さ
◇コンパクトな外形寸法ながら、ゆとりある室内空間を実現したパッケージング

・軽自動車で培ったパッケージング技術を応用し、取り回しの良い外形寸法と、ゆとりある室内空間を両立
・3,700mm※5の短い全長と、軽自動車同等の最小回転半径4.6m※6で、取り回しの良さを実現
・車両周囲が見やすいガラスエリアと、運転視界を確保したAピラーにより、運転席からの広い前方視界を確保
・前後乗員間距離を1,105mmとして、広々とした後席空間を実現
・前席ステップ高348mm、ヒップポイント700mmの低床フロアで乗降性の良さを実現
・ワンタッチで開閉可能な電動両側パワースライドドア(ワンタッチオープン機能・予約ロック機能付)を採用※7。挟み込み防止機能やチャイルドプロテクションなど安全性に考慮した機能も搭載


※5:カスタムは3,725mm
※6:14インチの場合。15インチは4.7m
※7:X“SAⅡ”/Xは助手席側のみ、その他は運転席/助手席に標準装備

2.あらゆるシーンに対応できる荷室とシート
◇様々なシーンに対応するシートと広々荷室

・ゆとりある室内幅で実現したフロントシートウォークスルー採用で、スムーズな後席へのアクセスが可能
・リヤシートスライドは240mm。後席をスライドさせると5人乗車で5名分の旅行用荷物(機内持ち込み用スーツケース※8なら4個)積載可能
・リヤシートのリクライニング角度を70度として仮眠可能なスペースを確保。後席にはトレイ式デッキサイドトリムポケット&ボトルホルダーを設定
・リヤシートダイブイン時は1,500mm超の荷室長で長尺物も積載可能
・荷室の積載性を高める多機能デッキボード(防汚シート付)を設定し、2段デッキを採用。跳ね上げやデッキボードの反転などにより、自転車やベビーカーなど様々なものが積載可能。また防汚シートを採用することで、後席シートバックを汚さずに自転車などを積み込め、防汚シートやデッキの汚れは、簡単に手入れが可能
・低い荷室床面地上高と広いバックドア開口幅でスムーズな荷物の出入れが可能


※8:スーツケースサイズが高さ55cm×幅40cm×奥行25cmの場合

3.家族に優しい工夫と思いやり装備
◇使いやすさにこだわった便利で安心な装備を搭載

・軽自動車のノウハウが活かされたスペースを有効活用する多様な収納スペース(ポケッテリア)を搭載
・運転席、助手席には回転式カップホルダーを搭載し、スマートフォンからペットボトルや紙パックの飲み物(500mL/1L)まで収納可能
・容量5Lのインパネセンター大型ボックス(脱着式)を搭載。収納ボックスやダストボックスとして使用可能
・大型乗降用アシストグリップ(チャイルドグリップ付)採用で、子供から大人までスムーズに乗車が可能
・電動でラクに開閉可能なパワースライドドアは※9、開閉時の挟み込み防止機能や予約ロック機能付で、安心・快適な装備
・パワースライドドアに連動して点灯する後席ステップランプを採用。足元が明るく、夜や暗い場所での乗降が安心
・運転席、助手席にシートバックテーブルを搭載※10。500mL紙パックも置くことができ、軽食にも便利。両サイドのショッピングフックは買い物袋の設置が可能
・メーカーオプションのイルミネーションパックは※11、光の届きにくい足元やウォークスルー部分など室内各所にルームランプを設定し、使い勝手の良さ向上と共に、夜のドライブを演出


※9:X“SAⅡ”/Xは助手席側のみ、その他は運転席/助手席に標準装備
※10:メーカーオプション
※11:X“SAⅡ”/Xを除く全車にメーカーオプション。

◇4.2インチの「TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を搭載

・視認性の良いインパネアッパー中央部に4.2インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを配置※12
・故障時、警告時のインフォメーションをはじめ、時計やカレンダー、記念日など様々な画面がステアリングスイッチで切り替え可能
・画面表示は通常モードに加え、遊び心を加えたキャラクターモードも選択可能


※12:X“SAⅡ”/Xを除く全車に標準装備

◇「パノラマモニター」採用

・駐車時や見通しの悪い交差点などで活躍するパノラマモニターを採用※13。4箇所のカメラにより、車両の前後左右を映すことで、上から見下ろしたような映像をマルチインフォメーションディスプレイに表示※14


※13:メーカーオプション
※14:ディーラーオプションのナビを装着した場合は、ナビ画面に表示

4.運転の楽しさと家族を守れる安心感
~車両特性に合わせた最適制御により、軽快な加速感を実現~
◇1.5Lクラス相当のトルクを発揮する新開発の1.0Lターボエンジン

・「走り」と「燃費」を両立させた1.0Lターボエンジンを搭載
・合流、追い越しがラクで、高速道路でもストレスなく走行可能
・1.5Lクラス相当のトルク(140N・m)を2,400~4,000回転域で発揮
・アクセル操作に対し優れたレスポンスをもたらすスポーツモードをステアリングスイッチに設定

◇街中での扱いやすさを向上した1.0Lエンジン
・最終減速比のローギヤード化による軽快な加速感を実現
・アクセルペダル開度に対して、スロットルバルブ制御を変更し、加速時や登坂時のパワフルな加速性能を実現

◇低燃費

・2WD車は、24.6km/L※15、4WD車は22.0km/L※16、2WDターボエンジン搭載車は21.8km/L※17で全車エコカー減税対象車となる優れた低燃費性能を実現

※15:2WD車。JC08モード走行燃費。国土交通省審査値
※16:4WD車。JC08モード走行燃費。国土交通省審査値
※17:2WDターボエンジン搭載車。JC08モード走行燃費。国土交通省審査値

・「1Lエンジン」「停車前アイドリングストップ機能」「樹脂化ボディ」「CVT制御の最適化」「高性能スパークプラグ」「低フリクションエンジンオイル」などを採用
・風流れをコントロールする空力ドアミラー、ルーフスポイラー、エアロワイパー&空力フードヒンジカバーなどの採用で走行抵抗の低減を実現

~街中から高速まで、安心な操縦安定性と快適な乗り心地を実現~
◇高剛性ボディ

・補強部材の最適配置、形状・板厚を最適化した骨格構造による高剛性ボディを採用。
車高の高さ、大きなバックドア開口を感じさせない優れた乗り心地と操縦安定性を実現

◇フラットで快適な乗り心地を実現したDサスペンション

・高速直進安定性や操舵時のロール抑制のため、軽乗用車ムーヴで培った知見を活かしてサスペンションを新たにチューニング。フロントスタビライザーの全車標準装備や、よりハイパフォーマンスなターボエンジン搭載車には、リヤスタビライザーを装備し、安定した車体姿勢を実現。
・低速域での操舵のしやすさと、中高速域での手応え感と操舵のリニアリティーを向上。
クルマがドライバーの思うように動く安心感で、ストレス軽減を実現

~高速走行中でも、会話を楽しめる静粛性を実現~
◇NV性能の見直しにより、静粛性を向上

1)騒音源対策によるノイズ低減
ラジエーターファンやエアコンコンプレッサーの構造変更などにより、騒音の発生源を改良することで、ノイズを低減

2)音の経路を最小設定とすることで、遮音性向上
インナーパネルとサイドアウターパネルの間に出来る隙間を発泡剤などで埋めることで、車外からの音の経路を遮断。またダッシュパネルやボディ水抜き穴の面積縮小によって、車内への入射音を低減。大型エンジンアンダーカバーやフードサイレンサーの採用で、車外騒音も低減

3)振動対策によるボディ発音量低減
ダッシュパネルとカウルの一体構造、厚板構造を採用。リヤフロアパネルのビード形状延長による剛性向上などにより。ボディの振動を抑制し、ボディの発音量を低減

4)吸音材の設定
フードサイレンサー、ダッシュパネルアウターサイレンサーの吸音力向上や、Aピラーガーニッシュ裏への吸音材設定

◇JNCAP最高ランクの5つ星相当の衝突安全性能

・衝突安全ボディ「TAF」や乗員にやさしい安全インテリア「SOFI」に加え、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)<リヤシートベルトプリテンショナー&フォースリミッター機構付(左右席)装着車※18>ではJNCAP新・安全性能総合評価で最高ランクの5つ星相当の高い安全性能を実現(社内測定値)

※18:メーカーオプション

◇スマートアシストⅡを全グレードに設定するなど安心・安全装備も充実

・衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」を採用。カメラとレーザーレーダー、ソナーセンサーの組み合わせによって、前方の車両との衝突の危険が高まった場合に緊急ブレーキによる危険の回避を支援。さらに歩行者との衝突危険性や車線の逸脱も警報などでお知らせ。前方や後方へのアクセルとブレーキの踏み間違えによる飛び出しも抑制
・アクセルペダルを踏まずに定速走行可能なクルーズコントロールを採用※19。長時間運転時の負荷軽減に寄与
・シートベルト締め忘れ警告灯(全席)を全車に搭載
・「ヒルホールドシステム」の採用で、坂道発進時の車両の後退を抑制
・60km/h以上で走行時、強くブレーキを踏み込んだ場合、ブレーキランプの点灯と同時にハザードランプが自動で高速点滅し、後続車に注意喚起する「エマージェンシーストップシグナル」を採用
・オートライトを全車標準装備

※19:X“SAⅡ”/Xを除く全車に標準装備

5.コンパクトなのに大きく見える!
堂々とした存在感のあるデザイン

~デザインコンセプト:Little Giant(リトル ジャイアント)~

◇躍動感と堂々迫力が共存するエクステリアデザイン

・「トール」と「トール カスタム」で特徴が大きく異なる2つのフェイスデザインを採用。小型車ならではの造形で押し出し感のフロントフェイスを演出し、躍動感と重厚感を表現
・キャビンの長さを強調する前後に吹き抜けるガラスエリアと、フロントからサイドまでまっすぐに伸び、リヤへ駆け上がるサーベルをモチーフにしたキャラクターラインが躍動感を演出
・リヤスタイルは、ボディサイドと連動した抑揚ある大胆な立体造形で、躍動感を演出
・リヤランプは、ブロックライン発光のLEDリヤランプ(トール)とクリアレンズの虚像を使ったLEDリヤランプ 3D(クリアランプ)(トールカスタム)を採用。高い存在感と上質さを表現
・大型導光式LEDハイマウントストップランプを採用。後方からの視認性に優れ、高いデザイン性にも寄与

<トール ~躍動感を表現~>
・薄く切れ長のランプグリルと大開口アンダーグリルとシャークフィンのように見えるバンパー下部のデザインで躍動感を表現
・ブロックライン発光縦長LEDリヤコンビランプにより、ワイド感と存在感を演出

<トール カスタム ~品格・艶やかさと重厚感を表現~>
・重厚なメッキグリルとLEDヘッドランプによる艶やかさとLEDフォグランプやボディ同色フロントスポイラーによりソリッドな力強さを表現
・立体視LEDリヤコンビランプやメッキグリルにより、さらなる品格・艶やかさを演出

◇ワイド感と機能的でハイテクイメージを追求したインテリアデザイン

・直線的なラインと平面の構成、水平に広がるインパネで機能性とワイドな印象を表現
・運転席前に配置したメーターは、フードを低く抑えることで見晴らしの良い形状を実現
・インパネ、メータークラスター、ドアトリムにはステッチを用いたレザー表現で、ソフトな触感イメージを表現し上質感を演出
・「トール」はオレンジアクセント色を配して、温かみを感じる上質で落ち着きのあるインテリアに、エンボス加工を施し機能的なイメージを表現したシートを採用
・「トール カスタム」はブラックの内装に映えるテックブルーとシルバー加飾が先進的な印象を与えるインテリアに、デザイン性の高い撥水加工シートを採用

◇豊富なカラーバリエーション

・力強い重厚な色と、元気のある鮮やかな色を併せ持ったカラーラインナップを設定
・新規性に富み、色、陰影の変化を強調させた高輝度カラー2色(インペリアルゴールドクリスタルメタリック、レーザーブルークリスタルシャイン)を新色として設定
・2トーン※20仕様5色とモノトーンカラー9色の全14色から好みに合わせて選択可能

※20:2トーンはカスタム専用