スマホと連携するDSRC車載器「DIU-A050」が、デンソーから発売された。ETC車載器としてはもちろん、安全運転を支援する情報を画像と音声で案内してくれる「ITSスポットサービス」を利用することができる。

DSRCとはETCなどに用いられている双方向無線通信技術のこと。これまでITSスポットサービスを受けるためには、ナビ連携タイプのDSRC車載器と対応ナビをセットで購入するか、音声のみ受信可能なDSRC車載器を購入するしか選択肢がなかった。そのため、ITSスポットサービスを利用できる車載機はなかなか普及しなかった。

しかし、デンソーは業界初となるスマホとBluetoothで連携するDSRC車載器「DIU-A050」を開発。手軽にITSスポットサービスが受けられるようになった。

使い方は簡単。専用アプリである「ITS spot viewer」をGoogle playから無償でダウンロードしアプリを起動するだけ。DSRC車載器がITSスポットからの情報をキャッチし、Bluetoothでスマートフォンと連携。何もせずとも、高速道路の渋滞や事故、落下物といった最新の道路交通状況などを確認することができる。

「DIU-A050」はメーカー希望小売価格 で2万7090円(税込)となっている。

DSRC車載器「DIU-A050」。専用アプリ「ITS spot viewer」は Android OS ver.2.3以降, ver.4.0以降を推奨(ver.3.x系は除く)

DSRC車載器「DIU-A050」。専用アプリ「ITS spot viewer」は Android OS ver.2.3以降, ver.4.0以降を推奨(ver.3.x系は除く)

「ITSスポットサービス路側無線装置」から配信される情報を「DSRC車載器」が受信。Bluetoothでつながったスマホの画像と音声で案内する

「ITSスポットサービス路側無線装置」から配信される情報を「DSRC車載器」が受信。Bluetoothでつながったスマホの画像と音声で案内する