環境にやさしいアクティブSUV

  • スバル フォレスター” 走り|ニューモデル試乗
  • スバル フォレスター” インパネ|ニューモデル試乗

PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説

新世代BOXERエンジンを搭載

2LのNA(自然吸気)エンジンを全面刷新。特に環境&燃費性能を向上させたのが特徴。外観は新デザインのフロントグリルやリアスポイラーのデザインを変更。また同時に発表された新グレードS-エディションは専用の2.5Lターボエンジンに5ATを組み合わせ、足回りも専用チューンが施されている。

DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説

静粛性と滑らかさが向上

試乗したのは2LのNAの最上級モデル(282万9750円)。注目のエンジンはスムーズな出だしが印象的。車両全体の遮音性も利いているのだろう。回転を上げた際の車内への不快な音の侵入はかなり抑え込まれている。乗り味も前後方向の揺れが少なくなり、コーナリング時のシャープさが加わった。
  • スバル フォレスター” エンジン|ニューモデル試乗
  • スバル フォレスター” リアスタイル|ニューモデル試乗

SPACE室内空間の広さや演出を解説

快適装備がレベルアップ

インパネ上部にソフトフィールと呼ばれる塗装が施され、見た目の質感だけでなく手触りの触感を高めた。フルオートエアコンは左右独立温度調整機能が加わり快適性が向上。2眼式のメーターは立体感のある新デザインのスポーツイルミネセントタイプ(自発光式)になり、視認性や機能性が向上しているのも特徴だ。

OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証

よりアクティブ志向の人に

フォレスターの魅力は、SUVとしての走り、広さ、そして環境性能をバランス良く両立させていること。今回の改良でそれらをさらに高めたことで商品力は大幅に向上したと言っていいだろう。オン/オフタイムにとらわれず常にアクティブに活動する人にこそこの車がふさわしいはずだ。

SPECIFICATIONS

グレード 2.0 XS プレミアムセレクション
駆動方式 4WD
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 4560×1780×1700
ホイールベース(mm) 2615
車両重量(kg) 1530
乗車定員 5人
エンジン種類 水平対向4気筒DOHC
総排気量(cc) 1995
最高出力 109kW(148ps)/6000rpm
最大トルク 196N・m(20.0kg-m)/4200rpm
車両本体価格 205万5000~312万9000円

RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する(※点数は標準車のものです)

総合評価15/ 25
EQUIPMENT(装備)2/ 5
オーディオは4スピーカーのみのレス仕様。試乗グレードはクルーズコントロール、前席パワーシートやシートヒーターなど装備は充実。また純正ナビも待望のG-BOOKmXに対応したのもニュースだ
SAFETY(安全性)4/ 5
全グレードVDCを標準装備するなど元々安全性能は高かったフォレスターだが、試乗グレードにはSRSサイド&カーテンエアバッグやHIDランプも標準装備される。これにEyeSightが加われば完璧?
ECO(環境性能)3/ 5
新エンジンを積む2L車は平成17年度基準排出ガス75%低減で星4つを達成。試乗車の場合、車両重量が1520kgを超えるので平成22年度燃費基準+25%となる。これにより最大で15万5400円減税される
MILEAGE(燃費)2/ 5
2.0XSの5MT車の10・15モード燃費は15.2km/Lとクラストップを達成。試乗グレードの場合は重量増により13.6km/Lまで数値は落ちてしまうが独自のエコモードなど、実用燃費を落とさない機能も搭載する
VALUE(バリュー)4/ 5
MC前からコストパフォーマンスは高かったが、試乗車はシートヒーター付き本革パワーシートや大型の電動ガラスサンルーフも標準装備。SUVに上質感を求める人には特に買い得感が高い
写真:尾形和美 文:高山正寛