シボレー カマロコンバーチブル 【ニューモデル試乗】
カテゴリー: シボレーの試乗レポート
2011/10/26
カッコいいオープンカーへの原点回帰
クーペからそっくりそのままルーフを切り取った大胆なスタイリング。ボディサイズは、すでに発売中のクーペと比べて全高を15mm延長(幌クローズド時)。さらに幌にはアメリカンコンバーチブル王道のキャンバスタイプを採用、ブラックとベージュの2色を設定する。クローズド時からフルオープンまでの所用時間は約20秒、ただし停車時のみ作動
シボレーカマロに待望のオープン仕様が追加された。このコンバーチブルは走行性能や快適性に関してクーペと変わらないパフォーマンスを追求して開発されており、フロントサスペンション上部の強化タワーバーやフロア下の補強によりボディ剛性は高いレベルを獲得。またソフトトップに吸音効果のあるヘッドライナーを採用したり随所に特殊フォームを組み込んだりすることで振動や騒音の発生を抑えることに成功している。
ソフトトップを開けるにはウィンドシールドフレームの中央に設けられたハンドル操作を手動で行う必要があるが、その後はスイッチを押すだけでサイドウインドウが自動的に下がってトップがリアシート後方に格納される仕組み。所要時間は約20秒となる。パワーユニットは3.6L直噴V6エンジンに6速ATのみの設定で、価格は499万円。
搭載されるエンジンはクーペの3.6L V6モデルと同じ最高出力308ps/最大トルク370Nmを発生。MTモード付きトルコン6速ATは、Mモードを選択することでパドルでのシフトチェンジが楽しめる。タイヤサイズは前245/45ZR20、後275/40ZR20。スタビリティトラックやトラクションコントロールシステムなどトップレベルの安全性能を標準装備する
普段使いができて時々ワルにも豹変可!
走り出した最初の印象はとにかく「静か」であること。ちょっとした路面の凹凸を乗り越えても、ミシリという音を聞くことはまったくない。後方視界も含めてクーペとの差はほとんどなく、利きの良いエアコンの助けもあって、クローズド状態においてはオープンになることさえ忘れてしまいそうな快適性である。室内の静粛性をかなえているもう一つの要因は、よくできたV6エンジンだろう。カタログにも謳っていないが、実はこのエンジンはDOHC。吹け上がりは軽くトルクも太い。しかもレギュラー仕様! アメ車らしいエンジンの魅力をすべて兼ね備えている素晴らしいパワーユニットだ。
クーペのサンルーフ仕様と比べた場合の重量増は110kgだが、その重さを感じることは皆無。トップ格納時の惚れ惚れするようなスタイリングには、いまライバルはいない。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | カマロ コンバーチブル | |
全長×全幅×全高(mm) | 4840×1915×1395 | |
車両重量(kg) | 1840 | |
エンジン種類 | V6 DOHC | |
総排気量(cc) | 3562 | |
最高出力[ps/rpm] | 308/6400 | |
最大トルク[Nm/rpm] | 370/5200 | 車両本体価格 | 499.0万円 |
シボレー カマロコンバーチブル 【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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