ボルボ XC60 T5 R-DESIGN【ニューモデル試乗】
カテゴリー: ボルボの試乗レポート
2012/10/12
T5にも待望の“R-DESIGN”が登場
ヒューマン・セーフティや全車速追従機能付きクルーズコントロールなどの安全機能を満載したセーフティ・パッケージをオプション(15万円)で用意
これまでXC60シリーズでは上級グレードの「T6AWD」にのみ設定されていた“R-DESIGN”が、13年モデルへと切り替わるこのタイミングで、2L直4ターボエンジンを搭載するFF車の「XC60 T5」にも用意されることになった。エクステリアには随所にメタルパーツが配され、20インチホイールが存在感を放つ。専用のスポーツサスペンションはスプリング、ショックアブソーバー、スタビ、さらにはステアリングギアレシオまでチューニングされている。
専用の本革スポーツシートだけでなく、XC60の13年モデルに共通する新機能として、道路標識を読みこんでメーター内に表示するロードサインインフォメーション(RSI)や、対向車や先行車を自動検知しハイ・ローを切り替えるアクティブハイビームなども装備する。
機能的にも、心理的にも、運転しやすい
ギアポジションがライトアップされる新デザインのシフトノブを装備。インテリアはブラック基調でスポーティさを演出する
都会的で機能的、でも人工的というよりはどこか優しさのある、いまのボルボに共通する印象は、この特別仕様車に乗りこんでも変わらない。XC60の体躯に2Lはどうかと思いながらアクセルを踏み込むと、その速さに正直驚いた。聞けば世界初のステンレス鋼板製タービンを採用するターボで、240ps/320Nmを発生。組み合わされる6速DCTはスムースなセッティングだ。さすがに20インチの靴は少々大きすぎやしないかと心配したが、専用サスのおかげもあってうまく履きこなしている。街中での乗り心地も悪くない。T6AWD比で-140kgという車重も効いており軽快に動く。
そして何よりシティセーフティをはじめ、新機能のRSIなど、ボルボならではの安全装備の充実がドライブに心理的な余裕をもたらしてくれる。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | XC60 T5 R-DESIGN | |
全長×全幅×全高(mm) | 4625×1890×1715 | |
車両重量(kg) | 1790 | |
エンジン種類 | 直4DOHCターボ | |
総排気量(cc) | 1998 | |
最高出力[ps/rpm] | 240/5500 | |
最大トルク[Nm/rpm] | 320/1800-5000 | 車両本体価格 | 569万円 |
ボルボ XC60 T5 R-DESIGN【ニューモデル試乗】/試乗レポート
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ボルボ XC90 リチャージの巻
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】