ジープ チェロキー|ニューモデル速報

ラングラーと共にジープブランドの屋台骨を支えた看板モデル、チェロキーが6年ぶりに4代目へとモデルチェンジした。

オフロード性能はそのままに、内外装を刷新

9速ATを採用し、オン・オフを問わない走行性能を実現

新型では、クライスラーグループ初となる9速ATを採用。強力な発進や、高速走行時の滑らかな加速が可能となった。

エンジンは、2.4L 直4SOHCと、3.2L V6DOHCの2種類。前者には、バルブのリフト量を調整することでエンジン効率のロスを防ぐ「マルチエア技術」が採用されている。後者は、ラングラーやグランドチェロキーなどに搭載される3.6Lのボア(内径)を縮小したユニット。3.6Lと同様のフィーリングとなっている。

革命的な外装デザイン、おしゃれでモダンな内装

エクステリアでは、ジープ伝統の7本縦型グリル「7スロットグリル」や台形のホイールアーチなどが継続。しかし、エンジンフード一体型のフロントグリルや、LEDクリアランスランプ、ヘッドライト、フォグライトという3つのライトが採用されたフロントフェイスなど、イメージが刷新された。

インテリアは「エモーショナル(感情的)」であることを意識してデザインされた。流麗な造形、上質な素材、新鮮な色彩にこだわり、モダンな雰囲気が演出されている。

高い安全性能を獲得

ボディ構造の65%が高張力スチールとなるなど、安全性能が高められている。また、ウインカーを出さずに車線からはみ出るとステアリングを自動制御する「レーンセンス車線逸脱警報プラス」や、自動駐車システムの「ParkSense縦列/並列パークアシスト」も装備されている。

モデルラインナップは3種類。エントリーモデルの「ロンジチュード」には2.4Lのマルチエアを採用。駆動方式は2WDのみとなる。「トレイルホーク」は3.2Lエンジンを搭載。「Jeepアクティブドライブロック」により2WD・4WDを切り替えることができる。

最上級の「リミテッド」は、副変速機付の4WDシステム「JeepアクティブドライブII」を採用。前後のプロペラシャフトをロックすることで、険しい坂を登る、大きな岩を超えるなどのオフロード走行も可能だ。

価格は、ロンジチュードが379万800円、トレイルホークが429万8400円、リミテッドは461万1600円。なお、発売は5月17日からとなる。

職人の手仕事により仕立てられたインテリア。センターコンソールには、8.4インチUコネクトディスプレーが採用。ナビ機能やハンズフリー通話などが可能だ

職人の手仕事により仕立てられたインテリア。センターコンソールには、8.4インチUコネクトディスプレーが採用。ナビ機能やハンズフリー通話などが可能だ

「世界中の美しい景観からインスピレーションを得た」という内装。写真は上級のリミテッド。イタリアのヴィスヴィオ火山をモチーフにしている

「世界中の美しい景観からインスピレーションを得た」という内装。写真は上級のリミテッド。イタリアのヴィスヴィオ火山をモチーフにしている

直4の2.4Lエンジンには、グループ会社であるフィアットのマルチエア技術を採用。燃費性能の向上をはじめ、高効率を追求したユニットだ

直4の2.4Lエンジンには、グループ会社であるフィアットのマルチエア技術を採用。燃費性能の向上をはじめ、高効率を追求したユニットだ

3.2LのV6エンジンは、兄貴分にあたるグランドチェロキーやラングラーに採用される3.6Lユニットの縮小版。2種類の4WDシステムと組み合わされる

3.2LのV6エンジンは、兄貴分にあたるグランドチェロキーやラングラーに採用される3.6Lユニットの縮小版。2種類の4WDシステムと組み合わされる

グレード ロンジチュード トレイルホール リミテッド
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション 9AT
全長×全幅×全高(mm) 4630×1860×1700 4630×1905×1740 4630×1860×1700
ホイールベース(mm) 2700 2720 2700
車両重量(kg) 1730 1990 1880
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4SOHC V6DOHC
総排気量(cc) 2359 3238
最高出力[kW(ps)rpm] 130(177)/6400 200(272)/6500
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 229(23.4)/3900 315(32.1)/4300
JC08モード燃費(km/L) 10.4 8.8 8.9
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/60
車両本体価格(万円) 379.08 429.84 461.16
■発表日:平成26年4月28日 ■取り扱い:クライスラー販売店