■エンジン出力は向上し、新4WDシステムやダブルクラッチ式ミッションを装備

順次、一部改良が施されているポルシェ911だが、広いガラスルーフが装着されたタルガ4とタルガ4Sにも改良が施された。
基本的なメニューは他の911シリーズと同様で、機能面ではダブルクラッチ式ミッションであるポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)やダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)、電子制御方式の新4WDシステムが採用されている。機能面以外では、クラリオン製カーナビゲーションシステムが標準装備となった。
エンジンも従来モデルに対してCO2排出量を13.6％低減させつつパワーアップを実現し、タルガ4に最高出力345ps(＋20ps)を発生する3.6Lエンジン、タルガ4Sには最高出力385ps(＋30ps)を発生する3.8Lエンジンが搭載された。
また、ハイライトとなるスライディングルーフは、1.54平方メートルという面積こそ同様だが、標準装備されるサンシェードは、従来モデルよりもプライバシーの保護に配慮されたもの。完全に閉じれば、スライディングルーフ全体を覆うことが可能だ。
価格は従来モデルに対し、タルガ4が51万円高の1466万円。タルガ4Sは71万円高の1681万円。 ■発表日：平成20年7月28日　■取り扱い：ポルシェ正規販売店