▲スポーツカーの楽しさ、ふたたび。

新型ロードスターが欲しい方に伝えたい「低予算スポーツカーのススメ」

新型マツダ ロードスターがいよいよ発売となり、車の話題はロードスター一色。それを見て「やっぱスポーツカー、いいなぁ」と思った方も多いのではないでしょうか。

まず第一にカッコいい。これはもう理屈じゃなく感性の問題ですが、スポーツカーはとにかくスタイルが魅力的なモデルが多いですよね。眺めているだけでもニヤニヤしてくるのに、それが自分の愛車になると考えたらテンションも上がるというものです。

そして最大の魅力は、やはり運転の楽しさでしょう。アクセルをグッと踏めば鋭い加速を披露し、ステアリングを切ればクイックに曲がる。例えば、ワインディングでコーナーの前で減速しつつシフトダウンし、きれいにコーナリングして再び加速。この一連の動きが流れるようにできたときは、何にも勝る快感です。

そこで今回は、総額100万円以下でカーセンサーアフター保証車が狙えるスポーツカーを3つ、ご紹介します。新型ロードスターが素晴らしいのは言わずもがなですが、約250万円~約315万円という価格帯はなかなかに手が出しづらいと思います。若者はもちろん、お子さんのいるお父さんにとっても、せめて二桁万円で手に入れたいところでしょう。

やっぱりロングノーズ・ショートデッキ

まずオススメしたいのは、日産の雄、フェアレディZ(旧型)です。ご存じの方も多いでしょうが、ロングノーズ・ショートデッキのフォルムはTHEスポーツカー。バリバリのサーキットマシンにも、長距離移動を得意とするGTカーにもなる懐の深いスポーツカーです。

エンジンはゆとりの3.5L(3.5 バージョン ニスモ タイプ380RSのみ3.8L)。今はスポーツカーにおいてもダウンサイジングの傾向が強まっていますが、大排気量NA(自然吸気)エンジンならではの加速は垂涎ものです。フェラーリの最新モデルでさえターボとなった今、ある意味貴重な存在と言えるかもしれません。

中古車のボリュームゾーンは70万円~110万円程度で、平均車両価格は約101万円(2015年6月5月)。かなり狙いやすくなりました。このフォルムと走りの良さを考えたら、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。流通量も443台とスポーツカーとしては豊富。カスタムしている物件もあるので、好みの仕様を見つけるのも楽しい買い方のひとつです。

▲エクステリアは無駄なボリュームを排除し、キビキビとした走りを予感させるデザインとなっています。本アルミなど、多くの部品を専用設計にしているのもポイントです ▲エクステリアは無駄なボリュームを排除し、キビキビとした走りを予感させるデザインとなっています。本アルミなど、多くの部品を専用設計にしているのもポイントです

今なら間に合うロータリー

次にご紹介したいのが、マツダ RX-8。この車の特徴と言えば、やはりロータリーエンジンでしょう。マツダは世界で唯一ロータリーエンジン搭載車を量産していたのですが、RX-8の生産中止とともに、新車市場からはロータリーエンジン搭載車も消滅してしまいました。つまり、ロータリーに乗るなら中古車しかないのです。

走りももちろん魅力的なのですが、RX-8は世のお父さんたちにとって、奥さんに「これはファミリーカーだ!」と言える免罪符を持っています。パッと見はクーペなのですが、実は観音開きの4ドアなのです。それゆえ、家族を持つお父さんにぜひオススメしたいスポーツカーです。

中古車のボリュームゾーンは30万~80万円程度で、平均車両価格は約80万円。アフター保証対象車であっても総額40万円台から狙えるので、セカンドカーとして買うという手もあると思います。

一方で、200万円以上のバリモンも存在するので、最後のロータリー(現時点では)を末永く乗りたいという人は、そちらを検討してもいいかもしれません。

▲RX-7の後継モデルとして登場したRX-8。ターボからNAになったためパワーは落ちましたが、ロータリーならではのスムーズな吹け上がりは健在です ▲RX-7の後継モデルとして登場したRX-8。ターボからNAになったためパワーは落ちましたが、ロータリーならではのスムーズな吹け上がりは健在です

いまだ色あせないスタイリッシュなフォルム

最後にご紹介するのは、スポーツカー入門にピッタリなトヨタ セリカ(最終型)です。特別パワーがあるわけではありませんが、車両重量が1100kg前後と軽量なので、キビキビした走りを楽しめます。

エンジンは直4の1.8Lで、ミッションは6MT、5MT、4ATの3つから選べます。中古車のボリュームゾーンは20万円~50万円。平均車両価格でも約49万円と非常にリーズナブル。初めての1台にもオススメです。

▲1999年のデトロイトショーで公開されたコンセプトカー「XXR」を、ほぼそのまま販売。時代を先取りした斬新なスタイルは、いまだに古さを感じさせません ▲1999年のデトロイトショーで公開されたコンセプトカー「XXR」を、ほぼそのまま販売。時代を先取りした斬新なスタイルは、いまだに古さを感じさせません

車は移動の手段のひとつではありますが、スポーツカーはそれ以上の喜びや楽しさを与えてくれると思います。紹介した3モデルはいずれも格安なので、車選びの選択肢に加えてみてはいかがでしょう。

▼検索条件

日産 フェアレディZ(旧型)&マツダ RX-8&トヨタ セリカ(最終型)×総額100万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります