インフィニティ QX56 【ロジャー安川の米国自動車浪漫】
2008/10/14
インディをはじめ、数々のレースで活躍するプロレーシングドライバー・ロジャー安川氏が、北米でしか販売されていない魅力的な車を日本のみなさんに紹介します。
2008年にマイナーチェンジをしたQX56は、パッと見は前モデルからほとんど変わりませんが、フロントグリルのデザイン変更や、アルミホイールが18インチから20インチにアップされ迫力が増しています。
基本的には、2WDと4WDのモデルともにカーナビやブルートゥースなど多数の標準装備が付いているので、他のラグジュアリイィフルサイズSUVと比べてもコストパフォーマンスはかなり高いです。
プラットフォームも安定していて、ライディングコンフォートのレベルは高く、アメリカでのロングドライブには最適です。2列目シートの足幅スペースにもゆとりがあり、オプションの2列目ベンチシートを付ければ8人乗りも可能です。個人的には、アメリカで生まれたインフィニティのQX、FX、そしてEXのSUVシリーズが、逆輸入として日本で販売されないことが残念です。
並行輸入で日本に入ってくることもありますから、この車種の物件が気になった方は、下の検索窓に「インフィニティ QX」と入れて探してみてください。
■インフィニティのラインナップの中では唯一“アメリカン”なイメージ
↑マイナーチェンジをしたQX56の外見はほとんど変わりませんが、フロントグリルのアクセントと20インチホイールでインパクトは倍増。見方によってはクールでバッドボーイな雰囲気に映ります
3列シートを持つラグジュアリィフルサイズSUVとして北米で生産&販売されているインフィニティQX56。同じく北米で販売されているフルサイズSUVの日産アルマーダや、そのピックアップトラックモデルとなるタイタンとプラットフォームをシェアしています。キャデラックエスカレードやリンカーンナビゲーターと肩を並べるモデルで、インフィニティのラインナップの中では唯一“アメリカン”というイメージがあります。2008年にマイナーチェンジをしたQX56は、パッと見は前モデルからほとんど変わりませんが、フロントグリルのデザイン変更や、アルミホイールが18インチから20インチにアップされ迫力が増しています。
↑運転手席のアームレスとは広々としています。後部座席はリムジンのような乗り心地。もちろん後ろからもエアコン、ラジオやDVDの調整ができます
初期のQX56の内装は、高級ブランドのインフィニティラインにしたらトラックのタイタンとあまり変わらないと不満の声もありましたが、新しくなった内装のデザインはラグジュアリィ感にあふれていて、センターコンソール&ダッシュのレザーやウッドの質感は確実にレベルアップしています。また、センターコンソールに内蔵されているアナログ時計がアクセントとなりチャームポイントでもあります。基本的には、2WDと4WDのモデルともにカーナビやブルートゥースなど多数の標準装備が付いているので、他のラグジュアリイィフルサイズSUVと比べてもコストパフォーマンスはかなり高いです。
↑ピックアップトラックのタイタンでも使用している5.6LのV8エンジン。トルクがあって燃費も良く、このクラスのエンジンとしてはかなり優秀
パワートレインには5.6LのV8エンジンを搭載。2t以上する車に320馬力は、少し物足りないかなと思っていましたが、実際に走り出すとパワーに対しての不満は全くありません。むしろ、高速道路での燃費の良さには驚くくらいです。プラットフォームも安定していて、ライディングコンフォートのレベルは高く、アメリカでのロングドライブには最適です。2列目シートの足幅スペースにもゆとりがあり、オプションの2列目ベンチシートを付ければ8人乗りも可能です。個人的には、アメリカで生まれたインフィニティのQX、FX、そしてEXのSUVシリーズが、逆輸入として日本で販売されないことが残念です。
並行輸入で日本に入ってくることもありますから、この車種の物件が気になった方は、下の検索窓に「インフィニティ QX」と入れて探してみてください。
主要諸元のグレード:QX 56 4WD 駆動方式:4WD トランスミッション:5AT 全長×全幅×全高:5255mmX2019mmX1999mm ホイールベース:3129mm 車両重量:2727 乗車定員:7 エンジン種類:DOHC V型8気筒 総排気量:5.6L 最高出力:320ps/5200rpm
最大トルク:54.3kg-m/3400rpm 10・15モード燃費(km/L):- ガソリン種類/容量:無鉛プレミアム/106L 車両本体価格:$55,500(約505万円)
最大トルク:54.3kg-m/3400rpm 10・15モード燃費(km/L):- ガソリン種類/容量:無鉛プレミアム/106L 車両本体価格:$55,500(約505万円)
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
インフィニティ QX56 【ロジャー安川の米国自動車浪漫】/旬ネタ
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【名車への道】’14 BMW i8