第43回 ダッジ キャリバー(現行) 【おいしい中古車】
カテゴリー: クルマ
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2008/08/29
■これぞアメ車!の雰囲気満点のマッスル・ハッチ
アメ車=大排気量=燃費が悪いというイメージが強いのか、さらにガソリン高も影響してか、なんだかアメ車市場に元気がありません。アメリカ本国でも自国車を敬遠する人がいるようですが、不人気とくれば…そう安い!
そこで今回は、SUVのようなエクステリアをもったハッチバック、ダッジキャリバーをご紹介します。「いやいや、いくら安いからって大排気量で燃費の悪い車はいらねぇ」って?なんのなんの、このキャリバーは見た目こそ“いかにも”なアメ車ながら、積んでいるエンジンは2Lという一風変わった車なのです。
そのいかつさのキモは、ダッジのシンボルである大型の十字グリル。これをアメ車の象徴のように思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。そして大胆に造形されたホイールアーチ。とてもハッチバックとは思えません。リアのテールランプもまたゴツい。アメ車のニオイがプンプンします。
■国産車に負けない機能+燃費も備えるキャリバー
そんなボディに搭載されているのが、V8の大排気量エンジンではなく、直4の2Lエンジン。これに組み合わされるミッションはCVTで、燃費は11.4km/L(10・15モード燃費)。国産の2Lクラスのハッチバックと比較するとやや劣ります(マツダアクセラ:11.6~14.2km/L)が、決して燃費も悪くないのです。
機能面においても、日本車のハッチバック同様、60:40の分割可倒式リアシートやリクライニング機能などを備えており、なんら負けるところはありません。それどころか、保冷機能付きのグローブボックスやミュージックゲートパワー(スウィング式リフトゲートスピーカー)をリアゲートに装備するなど、日本車の一歩上を行く機能もあるのです。
見た目はいかにもなアメ車ながら、燃費や使い勝手などの実用面は日本車と同等。「アメ車のスタイルは好きなんだけど、燃費がねぇ」とお嘆きのアナタにぜひ狙ってほしい一台です。
アメ車=大排気量=燃費が悪いというイメージが強いのか、さらにガソリン高も影響してか、なんだかアメ車市場に元気がありません。アメリカ本国でも自国車を敬遠する人がいるようですが、不人気とくれば…そう安い!
そこで今回は、SUVのようなエクステリアをもったハッチバック、ダッジキャリバーをご紹介します。「いやいや、いくら安いからって大排気量で燃費の悪い車はいらねぇ」って?なんのなんの、このキャリバーは見た目こそ“いかにも”なアメ車ながら、積んでいるエンジンは2Lという一風変わった車なのです。
↑張り出したフェンダーに、マッスルなスタイリングはアメ車そのもの。それでも国産ハッチバックと同様の使い勝手を備えるなど実力はあなどれない(左右)
登場したのは2007年の6月。その前年のデトロイトショーでその姿がお披露目されましたが、パっと見はモロにアメ車のSUV。写真で見る限り、これぞアメリカンマッスルといったいでたちですが、実は見た目ほど大きくはないのです。全長は4420mm、全幅は1800mm、全高は1550mmと、持て余すほどのサイズではありません。見た目のいかつさがスケールの大きさを予感してしまうのでしょう。そのいかつさのキモは、ダッジのシンボルである大型の十字グリル。これをアメ車の象徴のように思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。そして大胆に造形されたホイールアーチ。とてもハッチバックとは思えません。リアのテールランプもまたゴツい。アメ車のニオイがプンプンします。
■国産車に負けない機能+燃費も備えるキャリバー
そんなボディに搭載されているのが、V8の大排気量エンジンではなく、直4の2Lエンジン。これに組み合わされるミッションはCVTで、燃費は11.4km/L(10・15モード燃費)。国産の2Lクラスのハッチバックと比較するとやや劣ります(マツダアクセラ:11.6~14.2km/L)が、決して燃費も悪くないのです。
機能面においても、日本車のハッチバック同様、60:40の分割可倒式リアシートやリクライニング機能などを備えており、なんら負けるところはありません。それどころか、保冷機能付きのグローブボックスやミュージックゲートパワー(スウィング式リフトゲートスピーカー)をリアゲートに装備するなど、日本車の一歩上を行く機能もあるのです。
↑ややプラスチッキーだが機能的なインパネ(左) ダッジの象徴である十字グリル(中) 4本の缶やボトルを飲み込む保冷機能付きグローブボックスを備える(右)
さて、肝心の価格ですが、ベースとなるSEの新車価格は264万円。それが中古車になると、100万円以上安い158万円で流通しているのです。最安値だからといって、修復歴ありというわけではありません。しかもディーラー車とくれば、安心感も高くなるというものです。おまけに登場からまだ1年余りということもあり、新車保証も継続できます。見た目はいかにもなアメ車ながら、燃費や使い勝手などの実用面は日本車と同等。「アメ車のスタイルは好きなんだけど、燃費がねぇ」とお嘆きのアナタにぜひ狙ってほしい一台です。
Text/金子剛士
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