昨年末に登場したマツダ アテンザが、セダンの中で気を吐いていて、1月~6月の新車販売台数では見事トップ30入り。新型の人気が高ければ高いほど安くなるのは、そう旧型のアテンザです。そこで今回は、5ドアハッチバックのアテンザスポーツをご紹介します。

アテンザは「Zoom-Zoomのさらなる進化」をテーマに開発され、2008年の1月に登場。初代モデルのスタイリングや運動性能を進化させつつ、環境や安全性能も大幅に向上させています。さらに、「最高の高速ロングツアラー」を目指し、空力性能や高速走行時の安定性、乗り心地や静粛性などの快適性も高めています。

エンジンは、直4の2Lと2.5Lの2種類をラインナップ(2010年のマイナーチェンジで2.5Lのみに一本化)。10・15モード燃費は、2Lが14.2km/L、2.5Lが12.4~12.8km/L(ともにFF)と低燃費を実現しているほか、どちらもレギュラーガソリン仕様で経済性を高めています。トランスミッションは5AT、6ATのほか、6MTも用意。近年はMT車が減っているだけにMT派には嬉しいところ。

安全面の充実ぶりも見逃せません。60km/h以上の走行時に、後方から接近する車両を検知してドライバーに警告する「リアビークルモニタリングシステム」や、ブレーキやシートベルトを自動的に作動させることにより衝突のリスクを軽減する「プリクラッシュセーフティシステム」などを2.5Lモデルに標準装備しています。

さて、そんなアテンザスポーツですが、新型はセダンとワゴンのみでハッチバックは存在しないにもかかわらず、新型登場後に相場が下がり、100万円以下の物件もちらほら出てくるようになりました。

例えば20Cは、修復歴なし+走行4.4万kmで99.8万円。同じ99.8万円で、修復歴なし+走行7.8万kmの25EXも狙えます。新車時価格は20Cが228万円、25EXが267万円なので、どちらも半額以下で買えるわけです。

新型が登場したら旧型は安くなるのが中古車の常。新型に人気が集まれば集まるほどその傾向は強くなるので、新型アテンザの影で安く買える旧型を狙うのは、とてもオトクな選択だと思いますよ。

Text/金子剛士

デザインテーマは「Bold&Exquisite(大胆かつ精妙な佇まい)」。力強くありながら優美さを兼備したさまを日本の美意識を通して再現

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インテリアは、スポーティでありながら洗練されたデザインを追求。走る楽しさを予感させるコックピットのような運転席となっている

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ボディタイプは他にセダンと写真のワゴンがある。新型にはハッチバックは存在しないが、セダン&ワゴン同様にオトクな存在となっている

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