▲定評ある魂動(KODO)デザインがブラッシュアップされ、キープコンセプトのまま登場する2代目。5角形グリルを縁取るメッキトリムは太くなってマスクのインパクトを強調か ▲定評ある魂動(KODO)デザインがブラッシュアップされ、キープコンセプトのまま登場する2代目。5角形グリルを縁取るメッキトリムは太くなってマスクのインパクトを強調か

新世代商品群も2巡目に突入

マツダが本腰を入れて開発したスカイアクティブ技術を全身にまとってCX-5が登場してからはや4年。あとに続いたアテンザ、アクセラ、デミオも同様に成功を収めているのは周知のとおりだ。世代交代が一巡し、今度はCX-5がモデルチェンジに向けて動き出す。

ロードスターの一新を終えて、基幹車種がスカイアクティブ技術と魂動(KODO)デザインを採用した新世代商品に生まれ変わったマツダ。今後も各モデルのブラッシュアップに取り組んでいくことは想像に難くない。そんな中、早くも一部のモデルが2代目へと切り替わることが判明した。その口火を切るのは、スカイアクティブ戦略の第1弾として登場したCX-5だ。

思えば、同車が発表されたのは2012年2月。まだ競争力もあって売り続けられそうだが、マツダは色あせてしまう前に世代交代させることを決めたようだ。

▲デミオなどの1.5Lディーゼルエンジンに用いられたナチュラル・サウンド・スムーザー。発進時や緩やかな加速時に聞こえるディーゼル特有のノック音を抑える狙いで開発された ▲デミオなどの1.5Lディーゼルエンジンに用いられたナチュラル・サウンド・スムーザー。発進時や緩やかな加速時に聞こえるディーゼル特有のノック音を抑える狙いで開発された

スカイアクティブ第2世代は採用されるのか

マツダの中期経営計画では、基本コンポーネントをリニューアルして、スカイアクティブGEN2(第2世代)に進化させることも言及されている。CX-5にこの新システムが採用されるか、気になるところだが、残念ながら次期型には間に合わない模様。

どうやら次期CX-5には、現行ユニットの改良版が用いられる見込みだ。すなわち、シャシーやエンジン、ミッションは現行スカイアクティブ世代のリフレッシュ版にとどまる。

それでも、2.2LスカイアクティブDにナチュラル・サウンド・スムーザーが織り込まれるなど、ディテールに改良が施されることは想像に難くない。

これと合わせて実施されるのが、作り込み品質の向上と、乗員が官能的な走りを通じて感じるクオリティの向上だ。具体的には、キャビンの静粛性アップが図られて快適性が高められ、徐々に増えているプレミアムブランドからの乗り換え客を満足させる質感を確保。もちろん乗り心地も高められるに違いない。

▲獲物を狙って駆け出そうとしている動物にヒントを得てデザインされた現行モデル。もはや将来がないと思われていたディーゼルエンジンに打開策をもたらした。2012年と13年には国内SUV販売台数No.1に躍り出た ▲獲物を狙って駆け出そうとしている動物にヒントを得てデザインされた現行モデル。もはや将来がないと思われていたディーゼルエンジンに打開策をもたらした。2012年と13年には国内SUV販売台数No.1に躍り出た


気になる発表時期だが、2017年早々というのがスクープ班の予想。しかし、早ければ2016年11月に開催される、LAショーで公開される可能性も。マツダの第2世代の口火を切るモデルとなるだけに注目したい存在だ。

※2016年4月12日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年2月
■全長x全幅x全高:4550x1840x1700(mm)
■搭載エンジン:2.2L 直4ディーゼル+ターボ他

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、マツダ