▲ゲレンデというともちろん雪、そして雪道を走るとなれば4WDというイメージが強いと思います。もちろん4WDの機動力も魅力ですが、実は道路の除雪がきちんとされているゲレンデも多いのです。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを準備すれば2WDでも困る場面は案外少ないもの。それよりも仲間と思い切り楽しめることを優先したいですね ▲ゲレンデというともちろん雪、そして雪道を走るとなれば4WDというイメージが強いと思います。たしかに4WDの機動力は魅力ですが、道路の除雪がきちんとされているゲレンデも多いので、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを準備すれば2WDでも困る場面は案外少ないもの。それよりも仲間と思い切り楽しめることを優先したいですね

大勢で出かけるなら後席の居住性にも注目を!

「できましたっ!」
金曜夜、残る仕事を強引に片付け、上司の制止も聞かずに会社を飛び出したくなる季節がもうすぐやってきます。今シーズンのスキー&スノーボードの準備はできていますか? 「シーズンインする前に車を買い替えなきゃ…」というあなた、急がないとっ!
「ボーナスが出たら車を買うつもり!」というあなた、今から目星をつけておきましょうよ!!

今回はスキー&スノーボ―ド仲間とゲレンデへ向かうのに盛り上がる、便利な車たちをピックアップ。ここで紹介する車に乗って、映画『私をスキーに連れてって』(もう30年近く前の作品なんですねえ)の序盤に飛び出す名セリフを誘った女の子に言わせてみましょうよ!
「冬の間、恋人にするなら最高ね」
 

日産 エクストレイル(2代目)

▲フロントグリルが特徴的な2代目エクストレイルの後期型。前期型はシートヒーターが前席のみになりますが、2009年11月までのモデルにはステアリングをはね上げられるポップアップステアリングが付きます。どっちを選ぶかは悩ましいところ ▲フロントグリルが特徴的な2代目エクストレイルの後期型。前期型はシートヒーターが前席のみになりますが、2009年11月までのモデルにはステアリングをはね上げられるポップアップステアリングが付きます。どっちを選ぶかは悩ましいところ
いきなりど真ん中なセレクトですが、エクストレイルを外すことはできません。2000年の初代デビュー以来、防水シートや防水フロアを採用したゲレンデ向きな1台として多くの支持を集めています。

オススメはフロントフェイスが今風の日産顔になった2010年7月以降のモデル。20Sを除く全グレードに全席シートヒーターが採用されたため、寒さが苦手な女子から喜ばれるのは間違いありません。フォグランプが埋め込まれたハイパールーフレール付きの中古車が見つかれば、タフで遊びなれた雰囲気を一層演出できます! この年式でも100万円代前半から見つかりますよ。
 

ボルボ V70(2代目)

▲ボルボに乗っている人って真面目な雰囲気で安心感がありますよね。イメージはスノーボードよりもスキーでしょうか。V70は現行型でも150万円以下が探しやすく出てきていますが、あえて高年式の旧型で走行距離が少なく状態のいいものを探すのがオススメ。年式を気にしないなら初代もクール! ▲ボルボに乗っている人って真面目な雰囲気で安心感がありますよね。イメージはスノーボードよりもスキーでしょうか。V70は現行型でも150万円以下が探しやすく出てきていますが、あえて高年式の旧型で走行距離が少なく状態のいいものを探すのがオススメ。年式を気にしないなら初代もクール!
北欧のモデルとゲレンデが似合わないはずありません。室内は広く5人で出かけることになっても大丈夫(ただし後席中央は交代制にしたいところ)。国産ワゴンでは比較にならないほど荷室も広いので5人分の荷物を積み込むのも余裕です。まさに遊びなれた大人という雰囲気です(これでスキーが下手だったら“牧場の魚”と言われてしまうかも…)

シートは大きく柔らかめ。本革の肌触りも心地よいです。スイッチ類は大きく操作しやすいので、助手席に座ってくれた人も操作しやすいのが特徴。ロングドライブが苦にならないモデルなので、ゲレンデに着く前に疲れてしまうということもないでしょう。2代目V70はほとんどの中古車が総額100万円以下で見つかります。
 

ホンダ オデッセイ(3代目)

▲「100万円以下で仲間と遊べる車を!」という人にオススメしたい3代目オデッセイ。日常生活ではスポーティな走りを楽しめるし、立体駐車場に入れられるのは何かと便利です。「東京のお前ってスキー場とは別人だぞ~」なんて言わせません! ▲「100万円以下で仲間と遊べる車を!」という人にオススメしたい3代目オデッセイ。日常生活ではスポーティな走りが楽しめますし、立体駐車場に入れられるのは何かと便利です。「東京のお前ってスキー場とは別人だぞ~」なんて言わせません!
「子供がいるわけじゃないしスライドドアじゃなくても大丈夫!」という人。とくにゲレンデに向かう高速道路ではダンスミュージックをかけて盛り上がるという人、リアランプがLEDになった3代目後期型オデッセイなんてどうですか?

上級グレードの2.4Lには足元やセンターをクールに照らすブルーイルミネーションが標準装備となります。オーディオも6スピーカーとなるので迫力ある音が楽しめます。さらにLには両手がふさがっているときでもリモコンでリアドアを閉められるパワーテールゲートが標準装備に。荷物が多いゲレンデ遊びで重宝しますよ。後期型2.4Lは50万~100万円の価格帯にその多くがあります。
 

BMW X5(2代目)

▲E70型X5には3L直6と4.8L V8、2つのエンジンがラインナップされますが、少しでも安く買うならV6狙いで。最高出力272psと余裕があるので、ロングドライブでもゆったり走ることが可能! ▲E70型X5には3L直6と4.8L V8、2つのエンジンがラインナップされますが、少しでも安く買うならV6狙いで。最高出力272psと余裕があるので、ロングドライブでもゆったり走ることが可能!
プレミアムSUVで仲間とゲレンデのリゾートホテルやコテージに乗りつける。そんなラグジュアリィなゲレンデライフも夢じゃないかもしれませんよ! 2007年にデビューした2代目X5は総額300万円以下で狙えるモデルも少数ながら出てきています。

新車時に753万円もした高級SUVを1/3の価格で買うことも可能。1935mmという全幅がもたらす余裕の居住空間は大人5人で出かけることも苦になりません。“聖心のユミちゃん”みたいな素敵な女性を誘いたいですね。古くても気にならないなら初代もアリ!
 

トヨタ エスティマハイブリッド(現行型)

▲エスティマハイブリッドは2.4Lエンジン+電気モーターで低燃費を実現。後輪をモーターで駆動させる4WDなので安心感もありますね。AC100Vコンセントが付いているので、スマートフォンなどの充電も複数台同時に行うことが可能です ▲エスティマハイブリッドは2.4Lエンジン+電気モーターで低燃費を実現。後輪をモーターで駆動させる4WDなので安心感もありますね。AC100Vコンセントが付いているので、スマートフォンなどの充電も複数台同時に行うことが可能です
シーズン中は仲間と毎週ゲレンデに通いたい! そうなると重くのしかかるのが燃料費や高速料金などの交通費。1台に相乗りしてETCの割引を活用してもガソリン代はかかってしまいますからね。相乗り可能な大きな車はどうしても燃費が悪くなってしまうし。

そこで注目なのがエスティマハイブリッド。大人5人がゆったり乗れるサイズながら(シートアレンジ次第では6人もいけるかも!)JC08モード18.0km/L(10・15モード20.0km/L)という低燃費は魅力。仲間から「燃料代、助かっちゃった」と言われるのは間違いないでしょう。低年式かつ多めの走行距離の物件であれば、100万円以下のものも出てきています。
 

 

text/高橋 満(BRIDGE MAN)
photo/PIXTA、日産自動車、ボルボ、本田技研工業、BMW、トヨタ自動車