武田信玄にオススメしたい風林火山な高級車ってなに?
カテゴリー: クルマ
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2015/08/25
徳川家康がちびっちゃうくらい強かった武田信玄
夏休み、中央道の渋滞から逃れようと立ち寄った双葉サービスエリアで、交通安全を祈願する数珠を首からかけた巨大な武田信玄像に遭遇。サービスエリアに銅像とはなかなか珍しい。その光景がなかなか頭から離れず、帰りの車中は「武田信玄が乗る車はなんだ?」ということばかり考えていた。ということで、今回は信玄公にオススメの1台だ。
戦国最強の武将とも評される武田信玄。父を追放して家督を相続。その後は怒濤の快進撃で信濃を平定。その後、これまた軍神と称されるほど強かった上杉謙信と川中島で激戦をくり広げた。
どれくらい強かったかといえば、あの織田信長でさえビビってご機嫌を取るような手紙を送るほど。後の天下人、徳川家康に至っては、三方ヶ原の戦いで、こてんぱんにやられてウ○チちびっちゃったくらいなのだ。
風林火山に続きがあるって知ってましたか?
その強さを象徴する旗印が「疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山」。疾きこと風の如く 静かなること林の如く 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し。いわゆる「風林火山」である。
これは孫子の兵法にあるもので、風のように素早く移動して、林のように静かに待機。相手を制圧するときは一気呵成の火のように、そしてなにが起きても慌てず山のようにどっしりと構えるということ。なんだか、ビジネスにも使えそうな思考法だ。
軍用車じゃひねりがない。気品と動力性能を備えた1台をオススメ
さて、こんな強者、武田信玄にピッタリの車はなんだろう。戦という視点では、軍用車ベースが候補に挙げられる。例えば、ハマー H1。湾岸戦争で活躍したアメリカ軍の軍用車、通称ハンヴィーの民生用モデルだ。
日本の武将ということを考えると、トヨタ メガクルーザーもいいかもしれない。陸上自衛隊で普通科歩兵一個班の兵員輸送に使われた高機動車の民生版だ。開発の主眼が災害時の救援や人命救助などなので、合戦でケガをした兵の救助などに大活躍すること間違いなしだろう。
しかし、H1もメガクルーザーも、いまいち「風林火山」の概念を体現しているとは言い難い気がする。存在感がありどっしりと構えていながら、その動力性能は疾風迅雷、それでいて、戦国大名の気品も感じさせる1台……。
そうだ、あの伝統ある高級車ブランド、ロールスロイスはどうだろうか。中でも、「ロールス史上最もパワフルかつダイナミックなモデル」といわれるレイスなんてピッタリじゃないか。
一度アクセルを踏み込めば6.6L V12気筒ツインターボエンジンが唸りを上げる。最高出力632ps/最大トルク800N・mの加速は“風”の速さ。しかしながら室内は静寂で、まさに“林”のような静けさだ。そんなすさまじい実力は、まるで“火”が燃え広がるように、どんな人間の心もあっという間に鷲づかみにしてしまう。そして、贅を尽くしたインテリアと類い希なる存在感を醸し出すエクステリアは心に余裕を持たせ、周囲のいかなる状況にも惑わされない動じない“山”を作り出してくれる。
まさに、「風林火山」な1台なのだ。
少し強引だが、武田信玄にオススメの車はロールスロイス レイスでいかがだろうか?