▲早くも見えた次期ヴィッツのコックピット。アクセントカラーにオレンジが用いられ、高品位かつ華やかな印象がもたらされる ▲早くも見えた次期ヴィッツのコックピット。アクセントカラーにオレンジが用いられ、高品位かつ華やかな印象がもたらされる

タブレット風クラスターで1クラス上の質感を表現

デビューの予定はまだ4年先だというのに、早くも次期ヴィッツのコックピットデザインをキャッチした。

上に掲載した予想イラストは、トヨタ社内で検討されている次期ヴィッツのインパネデザインを再現したものだ。まっ先に目を引くのは、センターコンソールとドアトリムに用いられるオレンジの差し色。ブラック、モノトーンで味気ない印象になりがちなコックピットを華やかに彩る処理として要注目だ。ただ、このオレンジ内装は、スポーティなRS用に検討されている可能性もある。

▲上は、新型シエンタの助手席アッパーボックス。近年、トヨタはネッツ店で取り扱う車を中心に、内装にオレンジアクセントを起用することが多い。他にもポルテ、ヴォクシーなどにオレンジの差し色が採用されている ▲上は、新型シエンタの助手席アッパーボックス。近年、トヨタはネッツ店で取り扱う車を中心に、内装にオレンジアクセントを起用することが多い。他にもポルテ、ヴォクシーなどにオレンジの差し色が採用されている

ユニークな配色と並んで質感の高さをもたらすのが、タブレット風にデザインされるセンタークラスターだ。これはボルボが採用しているフローティングセンタースタックにも似ているが、ナビ画面と操作系をピアノブラック調のパネルにまとめることでモダンさを強調。さらに、センターコンソールから続く左右非対称のシルバーガーニッシュが、あたかもスタンドのように見えるのもおもしろい。

シフトレバーが配置される位置は現状より上になり、インパネシフトとフロアシフトの中間くらいの高さになりそうだ。手が届きやすく、運転席と助手席のゾーンを適度に区切ってそれぞれにパーソナルな空間をもたらす狙いが込められているのかもしれない。

新世代プラットフォームであるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)による軽量&高剛性プラットフォームと新世代エンジンを得る次期ヴィッツは、クオリティとデザインの両面でかつて誇った優位性を取り戻すことになるだろう。

※2015年7月21日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2019年5月
■全長×全幅×全高:3880×1695×1495(mm)
■搭載エンジン:1.3L 直4 他

text/マガジンX編集部 photo/マガジンX編集部、トヨタ