火盗改長官「鬼平」にピッタリの1台は、あのプレミアムSUV?
2015/04/30
時代劇でお馴染みの鬼平ってどんな人?
「火付盗賊改方である、おとなしく縛につけぃ~」。時代劇ファンならお馴染みのこの台詞。時代小説や時代劇で有名な「鬼平犯科帳」の主人公である、鬼平こと長谷川平蔵の決め台詞だ。「車と鬼平、関係ないでしょう」と思った、そこのアナタ。実は意外なつながりがあるのだ。
そのつながりとは、高速道路だ。NEXCO東日本管内の東北自動車道羽生パーキングエリア(上り)は、この鬼平犯科帳の世界観を再現。「鬼平江戸処」として営業しているのだ。 ということで、今回は、火付盗賊改方長官として、鬼平に乗ってほしい1台を選んでみたいと思う。
まずは、鬼平が長官を務める火付盗賊改方がどのような組織だったかを説明しよう。
その名のとおり、江戸時代の重罪であった放火や盗賊による強盗を取り締まる組織。町奉行とは一線を画しており、与力、同心は幕府常備軍の御先手弓・筒之頭から60人程度が選ばれた。その組織の特性は、平成元年から平成13年までフジテレビ系で放送されていた二代目中村吉右衛門主演の時代劇のオープニングから引用させていただこう。
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何時の世にも悪は絶えない。
その頃、徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。
凶悪な賊の群を容赦無く取り締まるためである。
独自の機動性を与えられた、その火付盗賊改方の長官こそが長谷川平蔵。
人呼んで鬼の平蔵である。
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鬼平ファンなら、オープニングテーマが頭の中でリフレインしそうな名文だ。
では、盗賊から鬼と恐れられた長谷川平蔵とは、どのような人物だったのだろうか。
身分は将軍への謁見が許される旗本。若い時分は放蕩を重ね、無頼者を束ねて「本所の銕」との異名をとったといわれている。火付盗賊改方長官に就任したのは42歳のとき。鬼平の父も同職だったが、その地位に就いたのは50歳のとき。鬼平の出世がいかに早かったかがわかる。
若い頃に酸いも甘いも噛み分けただけあり、時代劇では人情味ある様子が描かれている。もちろん、悪人は容赦なく切り捨て御免。まさに、痛快の一言につきる。史実では、盗賊の捕縛だけに留まらず、地方から江戸に流入してきた無宿者の手に職を付けさせる人足寄場を設置。犯罪に走る無宿者を減らし、江戸の治安悪化を防いだ。これらの仕事ぶりから、江戸市民は鬼平を「今大岡」と呼んでいたという。ちなみに、大岡とは、時代劇でもお馴染み「大岡越前」のことだ。
プレミアムSUVで江戸の治安を守る
若い頃は遊び人で、出世して幕府の要職。人情味があふれつつ、盗賊と向き合って毅然とした態度で処罰する。そんな鬼平のピッタリな1台とはなんであろうか。それはずばりプレミアムSUV、レクサス RX450ハイブリッドだ。
若い頃は粋な服装に身を包んだといわれている鬼平。役職についても、大人の色気にあふれていたことだろう。そういった意味で、レクサスというブランドはピッタリ。それに60人近い部下を抱えた幕府の要職だけに、ある程度の高級感がなければ格好がつかないだろう。
また、盗賊と対峙する現場に行くときには、荒れた道を走ることもあるかもしれない。そんなときには、SUVの走破性が役に立つ。それに、江戸中で起きた事件現場へと走り回るので、ハイブリッドの燃費の良さも重要だ。燃費だけでなく、現場に近づいたら、モーターで静かに走れるので、盗賊に気づかれることなく接近できる。これも、火付盗賊改方には大事な機能だ。
中古車の価格帯は229万~670万円で、平均車両価格は約401万円(2015年4月27日現在)。年式や程度によっては高額で、マイナーチェンジ後のモデルなら400万円以上の車が多い。しかし、鬼平の手当は1500石の知行に60扶持。今の金額に換算するのは難しいが、一説には1億円以上ともいわれている。そう考えると、むしろ安い買い物ではないだろうか。
ということで、鬼平にオススメの車はレクサス RX450ハイブリッドだ。いかがだろうか?