レクサス RC-F|ニューモデル速報

レクサスのハイパフォーマンスモデルIS-Fの後継車として開発されている新世代の2ドアクーペRC-Fの生写真をキャッチ! 厚い偽装の下はどうなっているのだろうか

レクサス渾身のハイパフォーマンス2ドアクーペ

大排気量のNAエンジンを採用し、独自の路線を歩む

まず、ベースとなるレクサスRCについておさらいしよう。2013年3月の記事でもお伝えしたとおり、DセグメントセダンであるISの2ドアクーペにあたる車で、RC-Fはそのシリーズのイメージをけん引するハイパフォーマンスモデルだ。前回、RC-FはRC発表後1年遅れでデビューすると予想したが、すでに実車が完成されているとなると、それほど待たされることはないかも知れない。

さて、写真を見ていこう。ボディ側面は厳重にカモフラージュされていてわかりにくいが、前後フェンダーの幅が確実に広げられている。黄色い偽装ネットの奥には、レクサスの象徴である大きなスピンドルグリルが潜んでいる。そして、唐草模様のボンネットフードをよく見るとエアダクトがあることに気づく。

これはエンジンルームに十分な余裕がないほど、大きなユニットが押し込まれていることを意味する。エンジンはIS-Fより増強されて、最高出力450ps/最大トルク55kg-mを発生する5LのV8NAユニットとなるようだ。LFA後のレクサスの走りのフラッグシップにふさわしいエンジンフィールは大排気量NA・V8エンジンである、という判断からだろう。

さらにIS-Fの血統を感じさせるアイテムは、ガンメタ色に塗装されたメッシュのアルミホイールやバンパー下のエグゾースト。写真では片側2本のマフラーが確認できることから、IS-F同様、特徴的な左右4本出しとなるだろう。

このRC-Fには590Aという開発コードが与えられている。これはRC標準車の720Aより番号が若い。つまり、より早い次期から開発されてきたことを表している。実は、当初のプロジェクトはIS-Fとして立ち上がったものの、途中でクーペベースに変わったようだ。そのため、結果的に標準車より先にRC-F開発がスタートしたというわけだ。

※2013年9月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

特徴的な4本出しのエグゾーストはIS-Fの血統を感じさせる。また、L字型のリアコンビランプはレクサスのアイデンティティでもある

特徴的な4本出しのエグゾーストはIS-Fの血統を感じさせる。また、L字型のリアコンビランプはレクサスのアイデンティティでもある

ISをベースとするDセグメント2ドアクーペがRC(予想イラスト)。RC-Fはそのイメージをけん引するハイパフォーマンスシリーズとして登場する

ISをベースとするDセグメント2ドアクーペがRC(予想イラスト)。RC-Fはそのイメージをけん引するハイパフォーマンスシリーズとして登場する

予想発表時期2014年8月
全長×全幅×全高4600×1850×1415(mm)
搭載エンジン5L V8
■Photo&Text/マガジンX編集部