【オンリーワンを探せ】旧ソ連時代から作られている4WDミニバン「ワズ VAN3909」
2013/08/27
原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台のみ掲載されている希少車を紹介するこの企画。今回、2013年8月20日に発見したのは「ワズ VAN3909」です。ワズは1941年に武器メーカーとして創業しトラック製造に進出、旧ソ連時代に軍用車を生産してきたメーカー。その中でVANは50年以上、基本設計を変えず生きながらえてきました。そういう意味では生きた化石かもしれません。オーストリアのピンツガウアーくらい凄いです。ってマニアックすぎですかね(笑)。
昨今の日本のミニバンが持つ快適さやギミック満載とは対極にありますが、強靭なオフロード4WDミニバンとして世界の自動車ファンに愛されています。2009年モデルはインジェクションを備えた2.7Lエンジンを搭載し最高出力は112ps、最大トルク208N・m。これを4速MTで操るのだから、スペックはあまり現代っぽくないかもしれません(笑)。
かわいらしいルックスとは裏腹に、悪路走破性はそんじょそこらのクロカンには負けません。ロシア国内のラリーで、市販車のままで未舗装道路9000㎞をノートラブルで走りきったというのですから、いかに堅牢かがわかるかと思います。軽量化のためのアルミなんてどこにも使用してませんし、まさに鉄の塊です。ボディサイズは全長4440㎜、全幅1940㎜、全高2101mmとさほど大きくないのに、車重は1905㎏もあります。
「小排気量&高出力で軽量」という昨今のトレンドからすれば、古く感じられるかもしれません。しかし、現在の自動車を見渡してみても、これほど骨太な軍用車譲りのオフロード4WDミニバンはVAN3909くらいでしょう。日本に生息する数も少なく、一説によると100台もないそうです。
四季を通したアウトドアスポーツやキャンプといったレジャーはもちろん、農場やショップの配送用に使ってもオシャレだと思います。まぁ、これほど個性的だと所有しているだけで、“秘密兵器”を手に入れたような感覚に浸れるでしょう(笑)。ただ眺めているだけでワクワクできますし、乗ればビビッドな“操っている感覚”によって、普通の車にはない感動が味わえるはずです。
程度の良いものが手に入れられる今のうちに狙っておきたい1台です。
昨今の日本のミニバンが持つ快適さやギミック満載とは対極にありますが、強靭なオフロード4WDミニバンとして世界の自動車ファンに愛されています。2009年モデルはインジェクションを備えた2.7Lエンジンを搭載し最高出力は112ps、最大トルク208N・m。これを4速MTで操るのだから、スペックはあまり現代っぽくないかもしれません(笑)。
かわいらしいルックスとは裏腹に、悪路走破性はそんじょそこらのクロカンには負けません。ロシア国内のラリーで、市販車のままで未舗装道路9000㎞をノートラブルで走りきったというのですから、いかに堅牢かがわかるかと思います。軽量化のためのアルミなんてどこにも使用してませんし、まさに鉄の塊です。ボディサイズは全長4440㎜、全幅1940㎜、全高2101mmとさほど大きくないのに、車重は1905㎏もあります。
「小排気量&高出力で軽量」という昨今のトレンドからすれば、古く感じられるかもしれません。しかし、現在の自動車を見渡してみても、これほど骨太な軍用車譲りのオフロード4WDミニバンはVAN3909くらいでしょう。日本に生息する数も少なく、一説によると100台もないそうです。
四季を通したアウトドアスポーツやキャンプといったレジャーはもちろん、農場やショップの配送用に使ってもオシャレだと思います。まぁ、これほど個性的だと所有しているだけで、“秘密兵器”を手に入れたような感覚に浸れるでしょう(笑)。ただ眺めているだけでワクワクできますし、乗ればビビッドな“操っている感覚”によって、普通の車にはない感動が味わえるはずです。
程度の良いものが手に入れられる今のうちに狙っておきたい1台です。
Text/古賀貴司(自動車王国)
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