日産 スカイラインクーペ【スクープ!】
2013/05/23
フェアレディZとともに日産のスポーティなイメージをけん引してきたスカイラインクーペ。次世代モデルはパワートレインを含めて大きく変更される
海外では4ドアセダンから独立するスカイラインクーペ
ハイブリッドからディーゼルまで様々なパワートレインを用意
まずはスカイライン全体の話をしよう。セダンがV37型に生まれ変わるのは2013年秋の予定。海外ではインフィニティQ50となるが、インフィニティ全車がネーミングを刷新する中で唯一フルモデルチェンジされる車だけに、その力の入れようがわかる。
次いで、インフィニティのネーミング刷新の第2弾となるモデルがV37型のクーペだ。国内ではスカイラインクーペを踏襲するようだが、海外ではインフィニティQ60に改名。BMW 3シリーズから独立した2ドアクーペの4シリーズ、アウディのA5シリーズなどと同様に、クーペモデルを別車種としてアピールする狙いだ。
クーペの最大のセールスポイントであるエクステリアは、歴代モデル同様に大半がセダンとは異なる専用のアウターパネルで構成される。現行のV36型と比べて伸びやか、かつ抑揚のあるデザインに変わるのが特徴だ。なお、海外専用となるようだがコンバーチブルも用意される。
モデルチェンジの目玉はパワーユニット。3.7LのV6のみだった現行モデルから大幅に拡充。環境対応ユニットの3.5L V6ハイブリッド、環境のみならず欧州市場での販売拡大に不可欠なディーゼルは2.2L直4、さらには2.1Lのダウンサイジングターボといった具合に次代をにらんだ3種類が新たに加わる。このうち、ディーゼルとダウンサイジングターボはダイムラー製となるようだ。
日産は次期フーガ(海外ではインフィニティQ70)からFR系プラットフォームもダイムラー製に切り替える。スカイラインクーペは、最後の日産純血FR乗用車となる。スカイラインクーペのデビューは、スカイラインよりも1年以上遅れて2014年秋以降になりそうだ。
※2013年5月30日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません