日産 スカイラインクーペ予想イラスト|ニューモデル速報

フェアレディZとともに日産のスポーティなイメージをけん引してきたスカイラインクーペ。次世代モデルはパワートレインを含めて大きく変更される

海外では4ドアセダンから独立するスカイラインクーペ

ハイブリッドからディーゼルまで様々なパワートレインを用意

まずはスカイライン全体の話をしよう。セダンがV37型に生まれ変わるのは2013年秋の予定。海外ではインフィニティQ50となるが、インフィニティ全車がネーミングを刷新する中で唯一フルモデルチェンジされる車だけに、その力の入れようがわかる。

次いで、インフィニティのネーミング刷新の第2弾となるモデルがV37型のクーペだ。国内ではスカイラインクーペを踏襲するようだが、海外ではインフィニティQ60に改名。BMW 3シリーズから独立した2ドアクーペの4シリーズ、アウディのA5シリーズなどと同様に、クーペモデルを別車種としてアピールする狙いだ。

クーペの最大のセールスポイントであるエクステリアは、歴代モデル同様に大半がセダンとは異なる専用のアウターパネルで構成される。現行のV36型と比べて伸びやか、かつ抑揚のあるデザインに変わるのが特徴だ。なお、海外専用となるようだがコンバーチブルも用意される。

モデルチェンジの目玉はパワーユニット。3.7LのV6のみだった現行モデルから大幅に拡充。環境対応ユニットの3.5L V6ハイブリッド、環境のみならず欧州市場での販売拡大に不可欠なディーゼルは2.2L直4、さらには2.1Lのダウンサイジングターボといった具合に次代をにらんだ3種類が新たに加わる。このうち、ディーゼルとダウンサイジングターボはダイムラー製となるようだ。

日産は次期フーガ(海外ではインフィニティQ70)からFR系プラットフォームもダイムラー製に切り替える。スカイラインクーペは、最後の日産純血FR乗用車となる。スカイラインクーペのデビューは、スカイラインよりも1年以上遅れて2014年秋以降になりそうだ。

※2013年5月30日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

日産のスポーティなイメージをけん引してきたスカイラインクーペ

日産のスポーティなイメージをけん引してきたスカイラインクーペ

欧州向けに搭載される2.2Lディーゼルはダイムラー製

欧州向けに搭載される2.2Lディーゼルはダイムラー製

予想発表時期2014年以降
全長×全幅×全高4660×1840×1380(mm)
搭載エンジン2.1L 直4+ターボほか
■Photo&Text/マガジンX編集部