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新型フィットの試乗会へ行ってきました。
見た目はあまり変わって見えませんが、ドアを閉めた瞬間に「新型!」とわかります。もうそこからしてすでに、カッチリしてるんです、今回のフィット。

スタートしようとアクセルを踏んだだけで「これが1.3L?」となります。決してアクセルが軽々しいわけではありません。力強い加速力はこのクラスではトップクラスでしょう。やはりCVTにトルクコンバーターがついたからか、その効果を実感できます。

いざ走ってみれば、まぁ街中の快適なこと。室内に入ってくるエンジン音が抑えられているので、逆にロードノイズが気になってくるくらい。また、段差などでの突き上げの収め方は非常にしっかり&しなやか。別に足回りが柔らかいわけではなく、ボディ剛性でうまく衝撃を押さえ込む感じ。
しいて言えばフランス車というよりドイツ車的、といってもMベンツのようなしなやかさではなく、BMWの堅さもなく、「アウディ的(本誌編集長の馬弓)」。この乗り味がコンパクトカーかと思ってしまいました。

さらに信号待ちのときは、Dレンジに入れたままブレーキを踏んでいるのですが、ものすごく静か。ブレーキを踏んで止まっているときは、クリープも止まっているんです。実際、エンジンかかってるのか?と思いますよ。

実は新型フィット、10・15モード燃費では旧型と比べると悪化しています。例えば旧型の1.3Wと新型で同等の装備の1.3Lとを比べると、1.3Wが23.0km/L、1.3Lが21.5km/L。数値だけ見れば旧型が有利…ですが、実際の走行では、例えばこの停止中のクリープ停止機能などなどで、新型の燃費のほうがいいかもしれませんね。

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さて、高速道路も走りました。
合流は楽々。シュタッと走る。追い越し時の加速感も申し分なし。何よりボディのしっかり感がよりわかるシーンです。これが1.5Lとなると、余裕のひと言。コンパクトカーでこれだけ走行性能がいいと、もうこれ以上の車は本当に要らないんじゃないかとすら思えます。
…とまぁ、乗ればすごく進化したことがよくわかります。明らかに旧型よりは何もかも1クラス上の乗り物で、にもかかわらず便利なコンパクトサイズです。

しかし、消費者は本当にここまでの走行性能を必要としているのでしょうか。最近売れている車を見ると、そこにこだわって買う人は少ない気が…杞憂だといいんですけどね。

ちなみに、フィットの純正ナビは、機能をシンプルにして価格を抑えたお買い得なもの。ブルートゥース機能付き携帯電話にも対応しています。ぜひ購入を検討してみてください。
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<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>