2月中旬となれば春はもうすぐそこ。冬の間にできなかったアウトドアスポーツなどの計画を立てている方もいらっしゃるでしょう。今回は、そんなアウトドア好きにピッタリの1台、ホンダ バモスホビオをご紹介します。

2003年4月に登場したバモス ホビオは、1999年に登場したバモスの派生車で、よりアウトドア色を強めたモデルです。全高はバモスより105mm高くなり荷室容量が拡大。背の高い荷物もすんなり載せられるようになっています。

同車の魅力はラゲージの容量だけではありません。使い勝手をとことん追求している点も大きな魅力です。4種類のナットやフック類をラゲージの壁面や床下に装備。自分流のアレンジを可能としているのです。

具体的には、ボディの内側壁面に、穴あけ加工なしで6mmのボルトを取り付けられる“ユーティリティナット”を28ヵ所設置。このナットを使いロープを掛ければより使いやすくなる“アタッチメントフック”も4個装備しています。

また、コンビニフックやロープフックとして使える“ユーティリティフック”のほか、荷物をしっかり固定するための“タイダウンフック”も装備。さらに、シートとドアライニングには撥水処理を施した表皮を使うなど、様々な配慮がなされています。

エンジンは直3のNAとターボの2種類をラインナップ。ミッションはターボモデルのみ4ATとなり、NAモデルは5MTのほか、2WDは3AT、4WDは4ATとなっています。

モデルサイクルが長いバモス ホビオも、登場から間もなく10年。最も安い中古車はなんと10万円台でした(2月3日現在)。相場のボリュームゾーンは30万円~60万円台なので、相場の下端となると修復歴があったり、走行15万kmオーバーといった多走行のものがほとんどですが、裏を返せば、それだけ走るという証でもあります。

趣味の車となれば、できる限り安く手に入れたいもの。その点、趣味車としてのレベルが高く、50万円以下で狙えるバモス ホビオは狙い目の存在です。流通量も200台前後あるため、じっくり探せば好みのものが見つかるはず。来るべき春に向けて、そろそろ考えてみてはいかがでしょうか。

Text/金子剛士

ハイルーフ化しただけではなく、専用の大型フロントグリルや前後バンパーを採用しバモスとの差別化を図っている

ハイルーフ化しただけではなく、専用の大型フロントグリルや前後バンパーを採用しバモスとの差別化を図っている

乗車定員は4名。リアシートは折り畳み可能なので、ファミリーカーとしてだけでなく荷物をたっぷり載せられる趣味車としても使いやすい

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ハイルーフ化の恩恵は自転車やバイクといった背の高いものを載せる時に感じやすい。至るところに設置されたボルトやフックで安定感も抜群

ハイルーフ化の恩恵は自転車やバイクといった背の高いものを載せるときに感じやすい。至るところに設置されたボルトやフックで安定感も抜群