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今週の注目銘柄:スズキ ワゴンR

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■圧倒的な流通台数を誇る軽のスタンダードモデル
スズキ ワゴンR|日刊カーセンサー
1993年に登場した初代ワゴンRはボディサイズに制限のある軽自動車の形を変えたシンボリックなモデル。背が高く室内空間の広いハイトワゴンで、ハッチに代わりその後、各メーカーが追随しムーヴやゼストが登場。軽自動車の定番となった。

4代目となる現行型は2008年9月に登場。新プラットフォームを採用したことにより、さらに広い室内、静粛性、フラットなフロアによる利便性を実現している。モデル体系は旧型を踏襲し、スタンダード系とスケルトンクローム仕様のフロントグリルやエアロパーツを装着したスティングレーの2タイプ。

エンジンは直3ターボとNAの2種類で、グレードによってMT/AT/CVTのいずれかが組み合わされる。さらに低燃費に貢献するアイドリングストップ機構搭載グレードも追加された。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は増え、相場は落ち着き気味
スズキ ワゴンR相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 2011年10月当時の平均価格が108万円で12月の中旬まで値落ちしていたが、最近では落ち着きを見せ始めた
台数 3600台弱という流通台数は、一世代のモデルとしてはすべての車種の中で最も多い。
2010年式以降の高年式車が多く占めるのが特徴
距離 高年式の中古車が多いため、平均の走行距離はまだ3000km。この3カ月の間でもほとんど延びていない
2008年9月に登場した現行型ワゴンR。2009年5月に特別仕様車のFXリミテッドIIを発売。2010年8月20日に副変速機構付きCVTへの変更をはじめ、FXのCVT車に新開発のアイドリングストップ機構を搭載するなどエコカー減税対象車を拡大。

また、燃料効率が良い運転状態になると点灯するエコドライブインジゲーターを採用。続く11月はリミテッドという2種類の特別仕様車を発売。2011年11はFXリミテッド、スティングレーXにもアイドリンストップ機構を搭載し、バックドアにエンブレムを貼付した。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■低燃費のCVT車が探しやすいスティングレーX
スズキ ワゴンR|日刊カーセンサー スズキ ワゴンR 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 437台 57万~157万円
新車時価格90万円スタートのワゴンR。スタンダード系とエアロパーツを装着したスティングレーの2系統があることはご存じのとおり。登場した2モデルを当時乗り比べた印象では、スティングレーはボディ剛性が高く、走行時の安定感が抜群に高かった。その経験からスティングレーをオススメしたい。しかも燃費の良いCVT車が多く流通しているのもスティングレーのほう。そこで流通台数が豊富なスティングレーXを狙いたい。

全流通台数が3600台の現行型ワゴンRの中で、スティングレーXのCVT車は約12%に当たる437台が流通。相場は57万~157万円と幅広く、スタンダード系に比べるとまだ高めだが、エアロパーツをはじめ、人気のディスチャージヘッドライト、キーレスエントリー、オートエアコンなど装備の充実度が目立つ実力の高いグレードだ。
Text/萩原 文博