調査報告書 2011年9月
File No.096

トヨタ カムリ

※2011年9月1日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ カムリ|ニューモデル速報
トヨタ カムリ リアビュー|ニューモデル速報トヨタ カムリ インパネ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2011年9月
●全長x全幅x全高:4825×1825×1470(mm)
●搭載エンジン:2.5L直4+モーター

ハイブリッド専用モデルに生まれ変わる

セダンが低調の日本ではすっかり存在感を失ってしまったカムリ。一方、北米やオセアニアでは「広くて、安くて、壊れにくい」ということからロングセラーとして名を馳せている。どうやら日本でも巻き返しを図るようだ。

5年ぶりのフルモデルチェンジとなる9代目カムリのデビューは2011年9月、まもなく登場の予定だ。国内モデルは海外向けに用意されるガソリン車は設定されず、ハイブリッド専用車として生まれ変わる。

ミドルクラスのハイブリッド専用セダンといえばSAIが存在するが、最大の違いはプラットフォームにある。SAIは幅広い車種に使われている新MCプラットフォームを採用。一方新型カムリは、一回り大きなKプラットフォームが踏襲されている。居住性、トランクスペースともに新型カムリがSAIを上回ることになる。

ハイブリッドシステムにはトヨタ車共通のTHS IIが用いられるが、エンジンはSAIよりも進化。新世代の2.5L 直4ユニットが与えられる。このユニットは追って、SAI/HS250hにもマイナーチェンジのタイミングで起用される予定だが、カムリに国内初搭載させることで、華をもたせようという作戦だ。

この新エンジンは、モーター性能こそSAIと同数値(143ps/27.5kg-m)だが、+100ccのエンジンの余裕で、システム出力はSAIの190psから206psに引き上げられる。その上、ハイブリッドカーの命である10・15モード燃費は出力と同様に、SAIの23.0km/Lを上回る26.5km/Lを達成。販売店であるカローラ店のフラッグシップとして静粛性にも配慮されるようだ。

以上