オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:スズキ スイフト

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■ちょっとビターなスズキのグローバルコンパクト
スズキ スイフト|日刊カーセンサー
2000年に発売された初代スイフト、当時スズキとGMが世界市場に展開する新シャーシを採用した、SUVライクのコンパクトカーだった。しかし2004年登場の2代目は初代からコンセプトが一転。デザインや走りの熟成をヨーロッパで行いスポーティな骨太コンパクトカーに仕上げられた。

2010年に登場した3代目スイフトは見た目は2代目のDNAを色濃く残しているものの、新型シャーシを採用しすべての面において質感を高めた。エンジンは1.2L直4の1種類となり、ミッションはCVTと一部グレードに5MTを用意。全グレードエコカー減税の対象となる。インパネのスピードメーターとタコメーターの間にあるマルチインフォメーションディスプレイは瞬間燃費などが表示されエコドライブを支援してくれる。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は増えているが相場は横這い
スズキ スイフト 相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3カ月前の平均価格は112万円。その後小幅な動きはあったものの、現在は114万円とほぼ横這いといえる動きだ
台数 間もなく登場から1年が経過するタイミングで展示車や試乗車アップの中古車が出回り、その影響が出始めている
距離 7月中旬までは0.1万km前後で推移していたが、走行距離の多い中古車が増え、0.2万kmまで延びた
2010年9月に登場したスイフト。この9月に開催されるフランクフルトモーターショーでスイフトスポーツが出展される予定だが、今のところマイナーチェンジや一部改良は行われていない。グレードは上からXS、XL、XGの3種類で全グレードに4WD車が用意されている。ミッションはCVTが基本だが、XGとXLの2グレードには5MT車も設定。中古車の流通台数は138台で、グレードを見るとスタンダードなXGが6割を占め、次いでXL。相場は84万~155万円で100万円以下の中古車は大半がXGとなっている。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■ディスチャージライト装着率約4割の1.2XL
スズキ スイフト|日刊カーセンサー スズキ スイフト 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 38台 104万~150万円
新車時価格125万円スタートのスイフト。流通している中古車のグレードはほとんどがスタンダードなXG。100万円以下で狙える中古車もこのXGなのだが、安全装備の中でも人気の高いディスチャージヘッドライトが装着できない。そこで、オススメなのは12XGに16インチアルミホイール、LEDサイドターンランプ付きドアミラー、本革巻きステアリングホイールをプラスした中間グレードの1.2XLだ。

流通台数は38台でまだ100万円以下の中古車はなく、相場は104万~150万円となっている。1.2XL以上のグレードに6万3000円でオプション設定されるディスチャージヘッドライトの装着率も40%とまずまずの数値だ。アルミホイールを装着することでスイフト自慢のキビキビとした走りはさらに際立つはず。まだ走行距離の少なめな中古車が多い今が買い時だ。
Text/萩原 文博