調査報告書 2011年6月
File No.084

マツダ デミオ

※2011年6月2日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

マツダ デミオ|ニューモデル速報
マツダ スカイアクティブエンジン|ニューモデル速報ホンダ フィットハイブリッド|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2011年6月9日
●全長x全幅x全高:3895×1695×1475(mm)
●搭載エンジン:1.3L直4ほか

次世代ユニットを投入し、10・15モード燃費30km/Lを達成

2009年の東京モーターショーをはじめ、世界中のショー会場で披露されたマツダの次世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」。いよいよ1.3LのSKYACTIV-Gエンジン(写真右上)がデビューをする。

満を持しての登場は、2011年6月9日にマイナーチェンジが予定されているデミオへの搭載だ。2007年7月にデビューした3代目デミオは、背高ボディと決別し徹底的な軽量化が施されたモデル。SKYACTIVとの相性もいいだろう。

ここでSKYACTIVについてのおさらいを。これは、マツダが内燃機関の可能性を突き詰めた次世代技術の総称を指す。その中核となるのは、エンジンだけにとどまらず、トランスミッションやシャーシ技術にまで及んでいる。その第1弾商品となるのが、今回デミオに搭載される次世代直噴ガソリンエンジン、SKYACTIV-G1.3なのだ。

ガソリンエンジンのエネルギー効率を突き詰めていくと、圧縮比を上げれば良いという結論に到達する。しかし、いたずらに圧縮比を上げると異常燃焼により、エンジンが壊れてしまう可能性も出てくる。この相反する要素をさまざまなブレークスルー技術で両立させることに成功。その結果、SKYACTIV-Gの圧縮比は14.0を実現している。

高効率のこのエンジンには、アイドリングストップ技術「i-stop」も組み合わされる。その結果、ハイブリッドなどのモーターの助けを借りずに10・15モード燃費30km/Lを達成。これはライバルであるホンダフィットハイブリッド(写真右下)と肩を並べる数値だ。価格もフィットハイブリッドより10万円安い149万円となる見込み。激しい販売合戦を繰り広げそうだ。

以上